空間演出デザインコース 梅村 忠生
ZEZEときめきProject(愛と友情のまちづくり)企画提案書、ZEZEBook(膳所の概要解説・まちづくりの調査などをまとめました)、ZEZEAffection模型(projectの核となる膳所駅北口ロータリーのデザイン)、ZEZE街道地図
ZEZEときめきProject
本卒業制作では、JR膳所駅を中心とした賑わいの創出とコミュニティの活性化をテーマとしている。私自身、JRが好きで、滋賀県在住の市民として、県内で唯一整備が遅れている膳所駅南口の現状に着目した。膳所駅から徒歩5分の場所には、木曾義仲や松尾芭蕉の墓がある歴史深い義仲寺がある。また、琵琶湖畔には徳川家の譜代家臣が代々城主を務めた膳所城が位置している。さらに、膳所高校や大津高校、滋賀大学附属高校・中学校、滋賀短期大学などが集まり、県内随一の学生の街でもある。2024年夏には一般公募で「ゼゼウタ」が作られ、秋祭りで発表されるなど、音楽を楽しむ文化も根付いている。これらの地域資源を活かし、膳所駅を核としたコミュニティの活性化を図り、新たな賑わいを創出することを目指した。
膳所駅周辺は学生の街としての特徴を持ち、多くの学校が点在しています。しかし、駅を挟んで北側と南側の地域が分断されており、行き来が不便な状況です。このため、駅周辺全体が十分に活性化できず、訪問者や地域住民が気軽に行き来できる環境を整え、駅前に賑わいを生み出すことが重要な課題です。 さらに、2025年に湖岸に開業予定の「ラーゴ大津」により年間400万人の来場者増加が予想されるため、湖岸への安全なアクセス確保が急務です。
JR膳所駅の北口ロータリーは、狭く車の乗り入れが難しく、市民の足となるバスサービスを提供できないため、高齢者を含む地域の問題が生じています。この問題を解決することが、持続可能なまちづくりの第一歩です。駅の南北を繋ぐ跨線橋は歩行者専用でほとんど利用されておらず、駅の南北が分断された状態です。これを解決するためのプランが必要で、これがZEZEまちづくりの基本となります。
粟津の戦いにおいて、木曽義仲は今井兼平をかばおうとして討たれました。それを目撃した兼平は義仲を思い、自害しました。この歴史的な出来事を通じて結ばれた二人の友情が膳所の地で育まれたことを、まちの皆さんに知っていただき、まちの賑わいを創出して行きたいと考え、二人の絆を基盤としたまちづくりの基本テーマを「 ZEZE Affection 」と名付けました。皆さんと共にこのまちづくりを進め、地域の賑わいを創り上げていきたいと願っています。
【ZEZE affection模型】 現在ほぼ利用されてない膳所駅南北連絡跨線橋を途中でカットしてZEZEタウン(三階建物ZEZEロータリー前)につなげることと、その屋根の上にデッキを作りZEZE Terraceとします。 ZEZE Terraceでは、市民がフリーマーケットを開いたり、各学校のブラスバンド演奏、制服ファッションショーなどのイベントを企画し、まちの賑わいを創出します。ZEZE affectionのシンボル的な場所になります。
「ZEZEAffection」での人の流れを作るために膳所駅を中心とした交通網の整備は必要不可欠です。京都からの観光客を 「ZEZEAffection」を経由し、膳所の観光もしくは滋賀の他地域への観光へ誘導します。 特に2025年に完成する「ラーゴ大津」への最寄駅として、交通渋滞を防ぐための遊歩道計画は重要です。 膳所駅から「ラーゴ大津」への遊歩道を「ラーゴ道」、大津駅と膳所駅を結ぶ遊歩道を「友情と愛の道」と命名します。
「ラーゴ道」と「友情と愛の道」は総称して「ZEZE街道」と呼び、個人宅には青い暖簾を掲げ、店舗には白い暖簾を掲げます。これにより、街道の雰囲気を作り出します。 暖簾にはボタン留めができる布を使い、月ことに標語を書いて、ボタンで留める形式にします。 観光客や日常的にこの道を歩く住民にとって、この標語を読むことで心が癒され、また歩くことが楽しくなるという仕組 みです。
地域住人の通勤・通学にも利用価値があることから、毎年標語を募集し、遊歩道上で発表します。地域住民が常に関心を持つことで、歩いて楽しい街の賑わいに繋げます。
梅村 忠生
空間演出デザインコース
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