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和の伝統文化コース 田中 茜

日本には長い年月愛されてきた伝統文様、いわゆる「和柄」がある。
その種類は数えきれないほど存在し、
それぞれに意味や願いが込められ現代まで受け継がれてきた。

筆者は10年ほど前、中学生の頃に和柄の手帳を所持したことをきっかけにその魅力にとりつかれ、
以来和の文様をあしらえた小物やかばんなどを多く集めている。
中でも代表的な和柄の一つが「麻の葉文様」である。

「麻の葉文様」は、正六角形を基本とする幾何学文様の一つであり、
正六角形の対角線によってできる六つの正三角形の、重心と各頂点を結ぶことによってできる。
筆者はこの文様の持つ幾何学的な美しさや、
「和」を感じさせるオリジナリティに特別惹かれている。

伝統文様でありながら、現代においても建築や小物、
アニメキャラクターなどに取り入れられており、
何故主張が強くなくシンプルながら、
ここまで目を惹く魅力を放ち今でも愛されているのか、興味を抱いた。

本稿では「麻の葉文様」の持つ魅力を歴史的観点、
そして数学的観点の両面から探っていき、長年愛される由縁を解明している。
本稿が「麻の葉文様」を知り、その魅力に更なる関心を持つきっかけとなれば幸いである。



麻の葉文様
-長年日本人を虜にしたその幾何学的美しさとはー

東京都

田中 茜

和の伝統文化コース

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