現代日本の妖怪図鑑
妖怪の成り立ちを紐解くことで見えてくる現代社会の未知
イラストレーションコース 長瀬 隼人
この作品は「もし現代の日本に妖怪がいたら」というコンセプトで制作しました。図鑑という形式を選んだ理由は、イラストで想像してもらいながら文章で補足出来ると考えたからです。また、観た人それぞれの考える(想像する)余白が残せるのではないかとも考えました。
そもそも何故妖怪なのか。それは妖怪の成り立ちに理由があります。科学が発展する以前の日本では恐れや不安など理解できないことに対して形を与え納得し理解して受け入れるということをしていたといいます。例えば川辺で何かが軋むような音が聞こえてくることに恐怖した人が「小豆洗い」という文字通り小豆を洗うだけの妖怪として形を与えて納得したという、この話を聞いたときに現代でも通用するなと感じました。科学が発展した現代でも恐いと思うことが多々ありますし理解ができないと思うことも沢山あります。そういったことに妖怪としての形を与えて理解したい、理解してもらいたいという想いを込めて今回は現代日本の妖怪図鑑という作品を制作しました。
それぞれの妖怪に目を通していただいて現代日本の未知に触れ皆さんに想像して欲しいです。またご覧になった人それぞれの恐怖や未知に形を与えるきっかけになればと思います。
幻惑大妖怪『うそぶき・でいだら』
模倣妖怪『どっぺるげんがぁ』
いたずら妖怪『電子稲荷』
長瀬 隼人
イラストレーションコース
このコースのその他作品