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社会人のための痒い所に手が届く癒し系LINEスタンプ

イラストレーションコース 福原綾香

現代社会では、誰もが慌ただしい日々を過ごし、仕事や人間関係の中で気づかぬうちに心が疲れてしまうことがある。そんな日常に、ほんの数秒でも寄り添い、気持ちを軽くしてくれる存在として、私は「LINEスタンプ」に着目した。かわいいキャラクターや優しい言葉がふと画面に現れるだけで、温かいお茶を一口ふくんだように心がほっとゆるむ瞬間が生まれる。スタンプとは、忙しさの中に潜む“小さな癒し”そのものだと考えている。

この癒しを形にする上で最も大切にしたのは、“キャラクターのかわいらしさ”である。思わず笑みがこぼれるような表情や、少し抜けた愛嬌のある姿が、言葉以上の温度を届けてくれる。誰にとっても親しみやすく、どんな相手にも送りやすい存在であることは、LINEスタンプにとって大きな魅力であり、癒しの第一歩となる。

加えて、忙しい合間に優しく寄り添う“あたたかい文言”も重要な要素とした。「おつかれさま」「無理しないでね」「休憩しよ」などの短い言葉が、仕事の途中や通勤時間、夜のひとときにそっと心を包み込む。短文であっても、思いやりや気遣いを感じられることで、受け取った人は気持ちをリセットすることができる。かわいいキャラクターとやさしいメッセージが組み合わさることで、スタンプは単なる連絡手段ではなく、日常に寄り添う“心の休憩所”となる。

今回の作品では、職場で使いやすく、相手を和ませるデザインを目指し、「たこさんウインナー」と「玉子焼き」という、身近で温かみのあるモチーフを採用した。お弁当の中でも小さくても存在感があり、見つけると嬉しくなるたこさんウインナーは、遊び心と親しみやすさを持つキャラクターとして、目上の人に送るスタンプに活用した。一方、家庭的でふんわりした印象を持つ玉子焼きは、やさしく寄り添う言葉と相性がよく、同僚や後輩への気遣いメッセージとしてぴったりだと考えた。

お弁当という“日々の元気の源”に欠かせない脇役である二つの素材を、仕事の合間にそっと支えてくれるスタンプへと姿を変えた。忙しい毎日の中で、このスタンプが小さな笑顔や安らぎを生み出せるように──そんな願いを込めて制作した作品である。

たこさんウインナーは上司や目上向けの敬語を使用したスタンプ。

玉子焼きは同僚や後輩向けのフランクなスタンプ

福原綾香

イラストレーションコース

デフォルメや海外アニメのようなかわいいイラストが好きです。

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