ノスタルジックの視覚化表現
イラストレーションコース 益田淳平 (ぺった)
「ノスタルジック」という言葉を聞いて、あなたは何を連想するだろうか?
田舎の風景、子どもの頃、夕暮れ、夏休み...などなど、その人によってノスタルジックを形容するものは様々だろう。その対象に対してなぜノスタルジックを感じたのか言葉では具体的に表現しにくいが、そこには確かに何とも言えない懐かしさや切なさを感じる。私はこの人間らしい感覚が好きで、作品を制作する上での大きな原動力の一つになっており、自身が今後も作品として表現していきたい大きなテーマでもある。
今回卒業制作ではそんな「ノスタルジック」という、郷愁や懐かしさを感じるような感覚をいかにイラストとして視覚化的に表現するかをコンセプトに掲げて制作している。
私が作品として表現したいノスタルジックとは「日常の中に確かにあったあの日の時間・あの日見た景色」である。それをイラストとして表現するために、連作として「帰り道」というテーマを基に同じ世界・同じ時間を生きている少女たちの今を描いた。イラストだけでなく、それぞれに対してキャッチコピーを設定したポスター形式の作品にしており、学生の頃には分からなかったが自身が大人になって初めて分かる感覚を言葉として多角的に表現した。
イラストとキャッチコピーを通して、鑑賞者がこれまでの学生生活で経験してきたあの頃の感覚を思い出したり、大人になった今なら共感できると感じてもらえる作品を目指している。意識的には感じていなかったが、大人になり改めて学生として過ごしていたあの時にしか流れていない時間、どこか妙に懐かしく魅力的に映る瞬間を作品を通して感じてもらえると幸いである。
「陽とひとり」 キャッチコピー有
「陽とひとり」 キャッチコピー無
「背を押す光」 キャッチコピー有
「背を押す光」 キャッチコピー無
「光明」 キャッチコピー有
「光明」 キャッチコピー無
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