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地獄の底で咲いてみろ

自己表現探求のための創作漫画の制作

イラストレーションコース 豊田 理乃 (トヨタ 理)

コース奨励賞

形式:ヨコ漫画(白黒二値)
サイズ:128mm×182mm(B6版)
ページ数:62p(+表紙)
表紙:フルカラー
本文:白黒2値(60p)+フルカラー(2p)

※下記URLから本編をご覧頂けます(外部サイトへ)
https://xfolio.jp/portfolio/toyota_osm/works/5413194

■あらすじ
とある出来事から生きる希望を失ってしまった広瀬ひばりは、人生のやり直しを願い「夜明け前に行くと生まれ変われる」と噂される海へとやって来る。

「アンタ、生きてる人だよね?」

入水する直前、そう声を掛けてきたのは強気な幽霊、新井美波だった。

「どうせ捨てるんなら、<ウチの物語>かいて死んで」

創作を諦めてしまった人間と、創作を諦められない幽霊。奇妙な二人三脚の行方は——?

■作品概要
クリエイターを取り巻く環境はここ数年で大きく変化し、あらゆる要因で作家個人を売り込む事が難しい時代になったと言えるでしょう。

本作はそうした厳しい環境で「クリエイターとして生きる」と決意した自身の学びの総結集として「いま、創作をし続ける理由は何か?」というテーマで漫画作品を制作し、未来のクリエイターへ本テーマに対する答えの是非を漫画という形で投げかけたものです。

設定用途(目標)として下記の2点を定め、これらを達成しつつ、テーマに対する自身の答えを作品全体で表現できるよう制作を進めました。

◯極限まで突き詰めた自己表現の探求
これまでの人生経験で得た”答え”を作品という形で再構成しつつ、印象を強める独創的な表現や演出を取り入れる

◯スキルアピール
営業用のポートフォリオに掲載できる作品に仕上げる
(特に漫画制作スキル&3D(Blender)を活用した背景制作スキルをアピール)

本作の完成後はWEB上で匿名のアンケート調査を実施し、作品についての評価および分析を行いました。
結果的にやや賛否両論気味の評価でしたが、半数近くで好意的な評価や感想を得られました。

■制作上の取り組み
制作においては主に下記の2点を重点において取り組みました。

①読みやすさ+独創性
分かりやすいキャラクターデザイン(性格・シルエット)、序盤はスタンダードな漫画のコマ割りを意識し、中盤~終盤では独創性のある演出を入れる、シナリオ構成の工夫など、読みやすさと個性を両立できるような構成に

②3Dを活用した背景制作
Blender+CLIP STUDIO PAINT EXを活用する事で効率化を図りつつ、作画クオリティのアップへ

実際に印刷したもの。高彩度印刷で透明感のある鮮やかな表紙に仕上げた

「生まれ変われる」と噂される海へとやってきた広瀬ひばりは、幽霊の新井美波と出会う

ひょんなきっかけから二人で漫画制作を行うことになるのだが……?

表紙および本文ページの一部

アンケート調査結果。印象度の評価はやや賛否両論気味の結果となり、最も評価された印象的な要素は「ストーリー」となった

豊田 理乃 トヨタ 理

イラストレーションコース

CONTACT

マルチクリエイター。

仙台高等専門学校で情報デザインを7年間学び、その後缶印刷の編集者として2年間務める。
2019年に眼球使用困難症を発症するが、約5年間企業に務めながら創作活動を続ける。

現在はクリエイターとしてイラスト、漫画、小説を中心に様々な活動を行っている。

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