地上より何処かへ
Anywhere, Nowhere
書画コース 吉川 剛央
「Zankyo - 残響」
水墨画は、一部の愛好家の閉ざされた世界の中で留まっていないだろうか。
高尚で難解なテーマが多く、どこか敷居の高さを感じさせる。
そうした疑問から、「世界で最も有名な4人組ロックバンド」を模し、ポップアートのように分かりやすい、一般の人々に開かれた水墨表現を模索した。
「地上より何処かへ」
古人は鳥に心情を託して水墨画を描いたという。
卒業を迎えた今、新たな出発へ向かう前向きな思いと、不安や迷いという、相反する感情を抱いている。
そうした心情を、対幅の鷹の姿に投影した。鷹は写実から離れキャラクター化した造形とし、背景は次の世界へ踏み出すための異界への入口をイメージしている。
吉川 剛央
書画コース
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