“ふしぎ”がいっぱい
イラストレーションコース 白石 舞
26.5cm×21.5cmの縦長の絵本
今回卒業制作では“大人になってから読む絵本”というコンセプトで制作を行いました。
現代は“オーバーフロー状態““情報過多シンドローム”という、インターネットの普及で脳の容量を超えた情報量を仕入れてしまうことで脳が過密状態になってしまい、記憶力、判断力、理解力が低下してしまうといった意味の言葉が作られるほどの情報化社会となっています。それを証明するのは容易く、電車やカフェ、道端でもスマホやパソコンを見つめている人ばかりです。それにはもちろん自分も当てはまることで、悩んでることや分からないことがあればAIを使ってすぐ解消できるようになり、人と話したかったり感想を見たければSNSを見るだけで数え切れない人と繋がって会話をすることができ、色んな人の感想を見ることができます。
しかし、最近はそんなSNSに疲れきった言葉も多く見られ、SNSで人生が左右されてしまう人も少なくありません。
そんな時に思い出して欲しいのが“子ども心”です。私は幼稚園教諭の免許を取るために20歳という年齢で3歳児を相手に幼稚園で実習を行いました。学びながら園児と色んな関わりをしていく中でとても心に響いたのは「あの雲アイスクリームみたい!」「雲って食べれるのかな?」という子どもたちの会話でした。その時、そういえば私も昔雲は食べれると思っていたなということを思い出したのです。その時から“子どもの頃の自分”をとても意識するようになり、今回卒業制作を行うタイミングで絵本としてその感動を伝えたり子ども心を思い出して欲しいと思ったのでこのような作品となりました。
この絵本は質問と答えを繰り返していますが、これはあくまで“私の考えた答え”であり、必ずしも一致している必要はありませんし、“そんな訳ない”と思われてもマイナスな意見だと思いません。それに、必ずしもちゃんとした答えである必要はないと言うこともこの絵本を通して伝えたいことのひとつです。人からの批判や反対意見が怖くて完璧を求めてしまう人は少なくなく、私自身もそのうちの一人です。しかし子どもの頃はもっと無邪気に色んな物に触れて色んなことに興味を持っていて、むしろそれらは成長する過程でとても大切な行動のひとつでもあるのです。
そんな経験を再び、また記憶になかったり経験したことがなければ今からでもきっと成長に繋がると思いませんか?私は再び経験することができて良かったと思っています。
1,2,3,4ページ
5,6ページ
7,8ページ
9,10ページ
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15,16ページ
17,18ページ
19,20ページ
21,22ページ
奥付、背表紙
白石 舞
イラストレーションコース
高校卒業後2年間短大に通い幼稚園教諭の資格を獲得。その後この大学に通ってイラストに触れ始める。他にもイラストだけでなく演劇や音楽、ダンスなどにも触れているのでとにかく表現をすることが好き。ゲームやアニメ、アイドルも好きなので見るものが絶えなくて生きているのが楽しくて仕方がない。
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