Melty
イラストレーションコース 葛山 莉愛
卒業年度2026年
本作品は、感情を色彩で視覚化することをテーマに、架空のメイクブランド「Melty(メルティ)」の広告ビジュアルを制作したものである。メイクアップという日常的な表現手段を通して、「喜・哀・寂・楽」という4つの感情を可視化し、心の温度を伝えることを目的とした。
コンセプトは「ときめく気持ちを、まぶたに乗せて。」感情の揺らぎを色や光、装飾に置き換え、目元を中心とした構図でそれぞれのキャラクターをデザインした。各ビジュアルにはJoy(喜び)、Flame(哀しみ)、Rain(寂しさ)、Pop(楽しさ)という名称を与え、色彩や表情、構図の違いによって感情の個性を際立たせている。
ターゲットは18〜25歳のZ世代女性であり、共感やストーリー性を重視した広告展開を想定している。メイクを自己表現の一部と捉え、「自分の感情をまとう」というビジュアル体験を提供することを目指した。
制作にあたっては、感情が瞳やリボンに“溶け込む”ようなデザインを取り入れ、ブランド名「Melty」との関連性を強調した。さらに、全体の彩度を上げ、背景やキャラクターの色温度に変化をつけることで、シリーズ全体に統一感と感情の温度差を両立させた。また、文字の存在感も強化し、広告としての視認性と訴求力を高めている。
本作は、広告とアートの境界に立ち、感情を視覚で伝えるという新たな表現の可能性を探る試みである。
春の陽だまりのような“ときめき”を、ピンクのメイクに乗せて。素直な「好き」がまぶたに溶ける、Melty Joy。
ぶつけられなかった想いを、真っ赤な情熱に変えて。まっすぐな感情を裏切らない、Melty Flameの赤。
涙がくれた静かな青。言葉にできない気持ちを包み込む、わたしだけのMelty Rain。
気ままに、自由に、ただ笑うだけ。軽やかなイエローが気持ちまで明るくする、Melty Popの色。
葛山 莉愛
イラストレーションコース
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