絵本『核兵器について考えてみる本』
イラストレーションコース 清水美里 (しみずみみ)
182mm×257mm(B5版)、32ページ、右開き
〈あらすじ〉
テレビを見て「このままでは核兵器を使った世界大戦が起こってしまうかもしれない」と知った女の子・るーちゃんは、真相を知るために公園にいるアオギリさんを訪ねる。
アオギリさんは、広島で被爆を経験した「被爆アオギリ」の種から生まれた「被爆アオギリ二世」。第二次世界大戦の記憶をもつアオギリさんは、もう二度と同じことが起こってはならないと、るーちゃんに「核なき世界」を目指すことの大切さを伝える。
〈作品について〉
本作品は、「戦争のない世界」「核なき世界」を実現するために、私たちはどうしたらいいのかを考えるための絵本です。何か一つの答えを押し付けるような目的ではなく、一人ひとりの「自分ならどう考えるか」を後押ししたいという思いで制作しました。またどうしても近寄りがたさを感じてしまう核兵器の問題について、イラストが持つ親しみやすい印象を与える力と、複雑な文字情報を視覚的に補完する力で、問題に対するハードルを下げることにも挑戦しました。
唯一の被爆国である日本において、過去の大戦への反省と教訓の上でやっと築かれた平和を守り、次の世代へとつないでいくことは、今を生きる私たちが果たしていかなくてはならない務めだと考えます。日本が終戦を迎えて80年の節目となった2025年は、それを再認識する年となりました。私にできることはほんのわずかかもしれませんが、この制作が少しでも意味のあるものになればうれしいです。
清水美里 しみずみみ
イラストレーションコース
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