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記憶は納豆

脳みそ熟成のススメ

グラフィックデザインコース 千賀 彩絵 (yomami。)

冊子(165mm×210mm)
ポスター(A3)
しかくステッカー(60mm×60mm以下でサイズいろいろ)

材料:紙、写真、その他紙片、クリップ、付箋、ホッチキス等

 「『記憶は納豆』ってどういうこと!?」と、きっと皆さん思うでしょう。実は2、3年前に私がふと思ったことなんです。「記憶と納豆って実は似てない!?」という事なんです。記憶とは、過去に体験した事などを忘れずに心にとめておくこと。納豆はご存知の通り、ねばねばの発酵食品です。どこが似ているかを考えながら、作品をご覧ください。

 作品をひとつずつご紹介します。1つ目は絶妙なサイズの冊子。ひとことで言うとちょっぴり変な日記です。私の頭につまっている記憶のつぶを引っ張り出し、クリップやカードリングでまとめただけの若干無理やりな冊子になっています。そっと開くと、私のおもいでを順に巡ることができます。レシートのなんだか良いところ、家族のトカゲモドキ、煙草の話から父に関する些細な記憶までジャンルは様々。1思い出は見開き1ページになるべくまとめました。それぞれのおもいでは記憶のつぶが集まってできています。ページにくっついている紙片たちがそれなのです。隅々まで見てもらえるととっても喜びます。

 A3サイズのポスターがまさに、2、3年前に私が描いた、元祖「記憶は納豆」です。こちらをじっと見つめる少女の頭がぱかっと開き、納豆が摘み出されている少し不気味な絵。散歩しながら思いついたことを絵に描くのが当時から今までのブームになっています。

 作ってみたかったのでステッカーも用意しました。誰かのお家や持ち物に私のイラストが貼ってあったらとんでもなく嬉しいからです。

 さて、最後になりますが…。記憶と納豆、この2つの似ているところは見つかりましたか?私の中の2つの正解を発表します。①時間が経つほど美味しくなること。②ひとつぶ引っ張り出すとほかのつぶまで出てくること。私はこの2点が共通点だと感じました。記憶の小さなつぶが集まり、熟成するとひとつのおもいでになります。大切に覚えておかないと、記憶は熟成しません。皆さんも様々なおもいでをどこかに、どんな方法でも良いので残しておいてください。そして気が向いた時に是非、納豆を食べてみてください!その時にこの作品のことをふんわり思い出していただけると幸いです。

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千賀 彩絵 yomami。

グラフィックデザインコース

CONTACT

落ち着きのない24歳女性(2026年2月現在)です。今までの記憶に無駄なものなんてない!(と思いたい)ちいさな記憶でも捨てるのはもったいない!ちっちゃな紙ってかわいい!という気持ちがこの作品を作り上げました。
幼い頃からえんぴつで絵を描くのが大好きでした。今も辛さを乗り越える時にはいつも絵を描きます。

過去に適応障害と数年間戦った経験があり、どん底を見てから色々と割り切れるようになりました。同時に楽しかったこと、辛かったこと、悲しかったこと全部含めて今の自分を作っていると実感しています。

世の中には小さな幸せがたくさん溢れているのに、それに気付かず通り過ぎる人たちが沢山いるように見えます。私は心が下を向いていた時、近くに落ちていたちいさな幸せから拾い始めました。どうかこの些細な幸せの粒に気付いてほしい、そして自分も忘れずに熟成させたいと思い、制作をしています。

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