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田の字を “ほどく” “ひらく”

最後のリフォーム世代の次の暮らし

空間演出デザインコース 大河原 澄香

 いつか誰にでも「これが最後のリフォーム」と考えるタイミングが訪れます。
 「いずれ施設に入るかもしれないから、最低限のリフォームでいい」そんな風に思ってしまうこともあるかもしれません。
 けれど、本当にそれでいいのでしょうか。実際には、「できることなら自宅で最期まで暮らしたい」と願う方は多くいます。  

 最後のリフォームを考えるとき、つい手すりをつける、段差をなくす、といった受け身の対策に意識が向きがちです。
 もちろんそれも大切なことですが、高齢期に備えるだけではなく、これからの時間をどう過ごしたいかに目を向けることは、住まいをより主体的に、前向きに捉え直すきっかけになります。

 “病は気から”という言葉があるように「いずれ施設に…」という前提でつくられた住まいよりも、これからの暮らしを楽しむために再構成された住まいの方が、きっと心も身体も健やかに過ごせるはずです。
 今の50~60歳代が暮らすマンションの多くは、いわゆる“田の字型間取り”。
 その間取りを “ほどく” と “ひらく” の2つの視点から見直し、高齢期に向けた住まいの可能性を考えました。
 「マンションで最期まで暮らす」ということを、少しでも前向きに捉え直すきっかけとなれば幸いです。

 制作物:
  1/20模型×2種類
  設計図書
  小冊子(34ページ)×1種類
  3つ折りリーフレット×2種類( “ほどく” 、 “ひらく” )

大河原 澄香

空間演出デザインコース

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