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一歩近づくプロジェクト 〜警固祭りと棒の手を支え隊〜

愛知県長久手市の祭礼「警固祭り」・民俗芸能「棒の手」の継承と周知

空間演出デザインコース 廣濱 麻衣

同窓会賞

研究テーマ:
愛知県長久手市の祭礼「警固祭り」・民俗芸能「棒の手」の継承と周知

作品名:
一歩近づくプロジェクト
〜警固祭りと棒の手を支え隊〜

背景:
 長久手市には無形民俗文化財として、祭礼「警固祭り」と民俗芸能「棒の手」があります。警固祭りは年に一度10月に開催され、市内に火縄銃の音が鳴り響き、棒の手が奉納されます。このお祭りは長久手市の3地区が持ち周りで開催しています。
 しかし、大人になってから長久手市民になった私は、正直それが何なのかあまりよく知りませんでした。市内で火縄銃の音が鳴り響く日があるらしい、ぐらいの認識で、警固祭りと棒の手が関連していることさえ知りませんでした。また小学生の子供達に聞かれることもなく、家族で話すこともありませんでした。
 その中で、市の広報紙で、警固祭りや棒の手の担い手不足による継承の問題や、市内には警固祭りで使用する火縄銃が600 丁以上あること、市の都市化により火縄銃が発砲できる場所が少なくなっていることを知りました。そして、初めて警固祭りと棒の手の写真を見ました。
 今回、卒業制作をするにあたり、何を取り上げるか考えてる中で、保管していた広報誌の記事をもう一度読み返しました。それは、2023年に発行されたもので、それ以降、警固祭りや棒の手の情報に触れたことがないことに気づきました。
 長久手市は2020 年の国勢調査によると、平均年齢が40.2 歳で日本一若いまちです。若いまち、と言われているのに担い手が不足するのは、私と同様、知らないままの人が多いのではないかと思いました。そこで、警固祭りとは、棒の手とは、何なのか、情報の提供が必要であると思いました。そして、どうしたら市民として警固祭りや棒の手に関われるのだろうか、と思ったのがきっかけです。

コンセプト:
近くに感じるために
〜知るきっかけと、当事者になる仕組みづくり〜

ステートメント:
 知ることによって祭礼・民俗芸能を身近に感じ、そして、警固祭りや棒の手を観客として見るだけでなく、度合いが違えど何らかの関わりをもち、参加することで当事者になってほしいとの思いでコンセプトを決めました。しかし、祭礼や民俗芸能は少し遠い存在。では、どうしたらいいのか。祭礼や民俗芸能を構成するモノを取り出し、ワンステップ作成し、自分の生活の延長線上にある、と気づくことで関心を持ってもらいたいと考えました。

廣濱 麻衣

空間演出デザインコース

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