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『ASYME lab』片胸生活研究アパレル

乳がん手術でアシンメトリー(非対称)になったボディラインが目立たなくなるTシャツ作成

グラフィックデザインコース 近江 梨沙

Tシャツデザイン(オリジナルパターン・プリント)/ ロゴデザイン / ブランディングデザイン

Tシャツ / フリーサイズ 3点
リーフレット/ B5 16P
スライドショー(展示用)

『乳がん手術により胸がアンバランスになった女性が自分らしく生きるためのサポート』をテーマに掲げ、薄着になる季節にさっと着られるTシャツを作成しました。

乳がんに疾患すると、治療の過程で胸を摘出し、外見が変わってしまうことがあります。
命や生活にかかわる病気の治療に向き合うことにくわえ、ボディイメージの変容を受け入れなければいけないことは多大な精神的苦痛を伴います。
アピアランスケアとしての乳房再建手術や補正下着等はすでに存在していますが、時間や費用が嵩むうえ、製品のデザイン性が重要視されていない場合も多く、市場に出回る種類が限られているので選択肢も少ないです。

また、補正パッドは運動時に使用が困難だったり、コンビニへ出かける等ちょっとした外出でも都度手間がかかってしまいます。
そういった日常のストレスを緩和し、かつアピアランスケアにありがちな「病人感」を感じさせない方法が、グラフィックデザインで探れないかと考えました。
「おしゃれ」に快適な生活を送る方法を探って至ったのがTシャツ作成です。

薄着になり体型が気になる季節にさっと着られ、病気のことを意識せず自分らしい生活が送れる衣服の提案。
そんな背景からつけたキャッチコピーは『とくべつじゃなくわたしらしく』。

日本人女性の乳がん罹患数は2024年予測では、91,100人となっており、がんの中で最も多くなっています。
今や、9人に1人が乳がんになる時代。
わたし自身が左胸全摘出した乳がんサバイバーであるので、その実体験を活かすことで同じような境遇の女性の励みにもなるかもしれません。
そしてその取り組みそのものが、病気と付き合い続ける自分自身の意識を上向かせる一助にもなると実感しています。

既製品のTシャツでは理想の形がなかったため、型紙から作成。

多くの体型の方に対応するフリーサイズ。

当事者以外の方にも手に取ってもらいたい想いを込めて。

着用時のライフスタイルが想像しやすいようにロケ撮影。

コンセプトを伝えるリーフレット。写真を多用し、ブランドのイメージを表現した。

近江 梨沙

グラフィックデザインコース

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