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空間演出デザインコース 新井 妥実子

Up & Down Chestは4種類のユニットで組み合わせができる。素材:ロイヤルオーク集成材 Size:W400×D400×H150 A:上蓋付き B:前面扉付き C:前面開口 D:底板なし


タイトル:Up & Down Chest〜健康リハビリHOUSE
コンセプト:健康長寿を目指し、寝たきりや要介護予防のためのツールを使って、段差昇降運動を毎日の生活の中に取り入れる。そのツールである「Up&Down Chest」は、固定しなくても家の中でいつでも段差昇降ができ、使わないときにはスタッキングして部屋の隅に置き、収納家具やスツールとしても利用できる。チェストを使って筋トレするための「健康リハビリHOUSE」は、間仕切りを極力減らし、回遊しながらトレーニングができる空間になっている。自分の足で生涯歩けるよう、楽しみながらアクティブなシニアライフを目指す。

健康で永く生きるために。

不活動をなくし、習慣として体を鍛える。

フレイルやサルコペニアなどの予防は食生活や運動、人と関わるなどバランスが重要である。予防医学の観点から、環境を整えアクションを起こさなければならない。何もしないでいると、筋肉は急激に減少し障害が起きてしまう。

タイプAの裏には足裏を刺激する凹凸がある。クッションのアタッチメントを付けるとスツールとしても利用できる。段差昇降のバリエーションを考えるのも、脳の活性化を促し楽しみながらトレーニングができる。

健康リハビリハウスは、バリアフリーを基本としているが、チェストを使うことによって段差を作り、スケジュールを組んだり場所を移して変化を楽しみながらトレーニングする空間をイメージしている。

平面で見ると間仕切りが少なく、ぐるぐる回りながら生活できるアクティブな間取りである。寝室とリビングを天井までの収納壁で仕切り、寝室側はヘッドボードとして利用でき、リビング側には本棚や飾り棚としてインテリアのアクセントになっている。

チェストを使った簡単なエクササイズの案内では、無理なく長く続けられるもので、体調に合わせて少しずつはじめられる。

高齢者モデルの1週間のメニューを考えてプランニングしている。一人で黙々とトレーニングするより、家族や友人などと話の種にデータを共有するためのツールとして、近年流行りのスマートウォッチでチェックする。フィットネスアプリで健康状態もチェックでき、自身の体調に合わせてメニューを考える。頭と体を同時に使える効果的な運動をすすめる。

4種類を何通りにも組み合わせることができ、高いところのものを取るためのステップや道具入れにもなる便利なチェスト。用途に合わせてオリジナルの利用法を考えるのも楽しい。ペットの遊び場にもなる。

リーフレットには健康に対する考えや作品概要・活用方法などを分かりやすく解説している。

新井 妥実子

空間演出デザインコース

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