文芸表現学科

2013年11月

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2013年11月26日  イベント

おい!大学どこへ行く? ―のんで食べて語る大学の今とこれから

河田学(文芸表現学科准教授)×佐藤守弘(京都精華大学デザイン学部長)
 
週末のイベントをお知らせします。
金曜日夜に、恵文社一乗寺店のCOTTAGE(お店の南側に新しくオープンしたイベントスペースです)で、
河田学先生と佐藤守弘さん(京都精華大学)のトークショーがあります。
 
『ゆとり京大生の大学論』を編集した大学生たちが中心となって企画したイベントです。
大学について、大学生の立場からいろいろ考えるための機会です。
堅苦しいかんじではなく、食べたり、飲んだりしながら、
わいわいと語る(んだろうと想像してます)ので、
ぜひ皆さんご参加ください。
 
参加費は無料ですが、カンパ歓迎だそうです。
当日は、美味しいカレーも販売予定です。
 
 
トークショー「おい!大学どこへ行く?―のんで食べて語る大学の今とこれから」
 
yutori2012年の11月――。京都大学吉田キャンパスで教養教育を担う新組織の構想に対して反対の動きが起こりました。
この中で、昨今の大学、研究、教養、教育、「人材」という考え方などへの様々な問題意識を込めた一冊の本『ゆとり京大生の大学論』が学生の手によってできあがりました。
本書に込めた問題意識を引き継ぎつつ、今回は京都造形芸大から河田学先生を招き、昨今の大学のリアルも含めたお話をしていただきます。
質問も大歓迎!
 
下の言葉にピンと来た方、是非お越しください。
大学生/大学生活/教養/コミュニケーション力/ネオリベ国家/キャリア/就活/大学生→社会人?/成果主義/大学の管理/SNS/, etc.
 
 
ゲスト
河田学(文芸表現学科 准教授)
佐藤守弘 SATOW Morihiro(京都精華大学 デザイン学部長)
 
開場:18:30
開演:19:00-20:30
定員:50名
お申し込み:事前にフォームよりお申し込みください(http://p.tl/wRxZ
参加費:無料(カンパ制)。ドリンクとフードの販売あり。
    ※ソフトドリンク150円、お酒各種300円、フード400円程度の予定です。
主催:『ゆとり京大生の大学論』編集委員
協力:ナカニシヤ出版
問合せ:senriadachi@gmail.com(編集委員・安達)

 
 
 
(文・たけうち)

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2013年11月22日  ニュース

西岡先輩、母校へ帰る!

大阪市立南高等学校訪問
 
大阪の松屋町(まっちゃまち)商店街から、
ひと筋入ったところに、
大阪市立南高等学校があります。
 
この日は、図書委員の生徒さんたちが、
「ブック・デ・トーク」という活動をされているということで、
新元先生と、南高校卒業生の西岡春香さんと一緒に、
放課後の図書室を訪問させていただきました。
 
「懐かしい! 懐かしい!」を連呼する西岡さん。
せっかくなので、校門の前で、新元先生と記念撮影。
「こんなに大きくなりました〜」
というコンセプトだそうです・・・(笑)
 

校門前にて

新元良一先生と西岡春香さん(文芸表現学科2年生)


「ブック・デ・トーク」というのは、南高校で6〜7年前から行なわれている活動で、
各回の「テーマ」に沿った本を各自が選び、
持ち寄った本のあらすじや魅力などを、他の人に伝えるというものです。
最近流行っている「ビブリオ・バトル」と似ているかもしれませんね。
 
この日は2年生の図書委員の方たちが、
「今年中に読んでおきたいおきにいりの本」
をテーマに本を選んで紹介してくれました。
 
どういう本なのか、どこに魅力を感じたのか、
なぜ今年中にもう一度読みたいのか、
といったことを、
とても上手に、分かりやすく発表してくれます。
ブック・デ・トークの様子

ブック・デ・トークの様子


紹介してくださったのは、
『しゃばけ』畠中恵
『図書館戦争』有川浩
『アンの幸福』モンゴメリ
『ももこの話』さくらももこ
『妖怪アパートの幽雅な日常』香月日輪
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
『三銃士』デュマ
の7冊でした。
 
新元先生は、『図書館戦争』は前から読みたいと思っていたので、
これを機に読んでみるそうです。
 
西岡さんは、『赤毛のアン』は大学入学前の課題で読んだことがあるけれど、
けっこう読みづらくて苦戦したので、
この本をすすめてくれた生徒さんが
小学生の頃にはじめて読んだと聞いてびっくりしていました。
大丈夫ですか、先輩(笑)!
 
まんなかの赤い服が西岡さん。左隣は担任だった先生です。

西岡さんを見守っているのは、1・2年生のときの担任だった谷垣先生(左隣)。


最後に、司書の安井先生が3冊の本を紹介してくださいました。
1冊目はなんと! 新元先生の著書『あの空をさがして』です。
図書館にも入れていただいたそうで、ありがとうございます。
 
この小説のなかで、映画館の思い出について語られるシーンがあるのですが、
そこから映画つながりで、
「皆さんは映画を見るときは、字幕派ですか? 吹替派ですか?」という問いかけが安井先生からありました。
字幕派に手を挙げた生徒さんのほうが少し多かったようです。
そこで、2冊目と3冊目に紹介してくださったのが、
字幕翻訳をされている太田直子さんが書かれた本でした。
 
『字幕屋に「、」はない』太田直子著(2013年、イカロス出版)
『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』太田直子著(2007年、光文社新書)
 
司書の安井先生(左)と国語科の秋本先生(右)

司書の安井先生(左)と国語科の秋本先生(右)


大阪市立南高校は普通科はなく、
英語科と国語科がある高校です。
国語科があるというのは、全国でもとてもめずらしいと思います。
 
英語も国語も、どちらもことばを扱う点で共通しています。
字幕はさまざまな制約のあるなかで表現されているので、
ことばの表現を考えるうえで、とても学ぶことがあるよ、
と安井先生がすすめてくださったこの2冊は、
文芸表現学科の学生たちにもぜひ勧めたいと思います。
 
 
さて、
新元先生は、いま『嵐が丘』を読み返しているそうで、
その魅力を生徒さんたちにお話しました。
 
新元先生はたいへん早起きな方ですが、
朝は古典を読む時間にあてているのだそうです。
素敵な習慣ですね。
 
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西岡さんが大学でもがんばっている様子をお伝えし、
高校時代の様子も先生方から伺うことができて、
とても有意義な高校訪問でした。
 
安井先生、秋本先生、谷垣先生、そして図書委員の皆さん、ありがとうございました。
 
 
(文・たけうち)

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2013年11月20日  日常風景

研究室でブツ撮りなう

 
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火曜日ののんびりした午後、
研究室に学生たちがわらわらと集まり、
模造紙を敷いたり、袋からいろいろな食料を取り出し始めました。
 
何をやってるのかとうかがってみると、
雑誌制作の授業(制作II・III/担当:村松美賀子先生)のための
「ブツ撮り」をしているんだそうです。
 
授業では、1年かけて雑誌を企画し、取材や原稿執筆、編集などを行ないます。
撮影されている「ブツ」は、今回の特集記事に関係するようですが、
さて、どんな特集なのでしょうか(お楽しみのためにまだ伏せておきます)。
 
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撮影を担当するのは、4回生の島田くんです。
島田くんは、新元ゼミで『進々堂百年史』の編集に携わったことをきっかけに、
カメラマンに興味を持ち、つい先日フォトスタジオへの就職が内定したばかりです。
 
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撮影経験のない編集部に対して、
「どうしたら美味しそうに写るのか」と、
光の加減や、「ブツ」の角度調整について
先輩らしくアドバイスを行なっています。
 
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学生たちが制作している雑誌『Nee?』は、
今年で創刊6号となります。
毎年ちがう学生たちが、自分たちの「特集」を見つけ、
それを軸にした誌面づくりに格闘してきました。
 
新しい『Nee?』は2014年1月末刊行予定です。
学内でも無料配布しますので、完成を楽しみにしてください!
 
 
なお、撮影に使用した「ブツ」は
学生と僕たちが美味しくいただきました(ちょっとだけヒントです)。
 
 
(副手・鵜飼慶樹)

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2013年11月18日  ニュース

日本の男服 展覧会カタログのお手伝い

 
現在、神戸ファッション美術館で開催されている特別展、
「日本の男服 −メンズ・ファッションの源泉−」
の展覧会カタログづくりを、学生たちがお手伝いしました。
 
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この展覧会では明治・大正・昭和にわたる、男服の変遷を紹介しています。
カタログには男服の変遷がひとめで分かる写真図版や、インタビュー、論考などが収められており、
学生たちは文字起こしを中心に、一部原稿執筆までを担当しています。
 
会期は1月7日までですので、興味のある方はぜひ神戸まで足を運んでみてください。
カタログは同美術館で購入できますよ。
 
 
「日本の男服 −メンズ・ファッションの源泉−」
2013年10月11日(金)~2014年1月7日(火)
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:水曜日、年末年始(12月29日-1月3日)
URL:http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special.html
 
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(文・たけうち)

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2013年11月12日  インタビュー

卒業生インタビュー01 加藤ゆうと

 
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加藤くんは、この春にクリエイティブ・ライティングコースを卒業した三期生です。
卒業後はブックオフコーポレーション株式会社に就職し、ブックオフの店長を目指して頑張っています。
入社して3ヶ月、仕事の様子などについて話を聞きました。

 
 
 
僕と同い年の会社
 
 
――加藤くんは、かなり早い段階で内定をもらって就職を決めましたが、
この仕事を選んだ理由は何だったんでしょう?

 
どんな仕事でも良かったんですけど、知らない企業を受けるということはあまりイメージしていなかったです。
ブックオフは小学生の頃からよく通っていたので。
 
 
――小学生の頃にはもうあったんだ(笑)。加藤くんは平成生まれですよね?
 
そうです。
ブックオフって、創業20年くらいで、だいたい僕と同い年なんです。(※)
それで、よく知っていたというのが大きいです。
 
 
――よく知っているだけなら、マクドナルドとか、ほかにも選択肢はあったと思うけど。
 
まあ単純に、本が好きだったんです。それにマンガやCDやDVDなんかにも愛着があったし。
ブックオフには普通の本屋さんとちがって、いろんなものが置いてあるし。実際に働いてみて、僕が中学生くらいのときにはまってた本が今でも売れてると嬉しいです。『ハンター×ハンター』とか『ドラゴンボール』とか、一時期は売れずに残ってたんですけど、アニメがリニューアルされて、いまの子どもたちにまた人気が再燃して、バカ売れしてます。
 
だから、いまは売れてないけど、在庫しておけばまた売れるものも出るかもしれないんですね。
そんなことしてると、倉庫がいっぱいになっちゃうんですけど。
あと、普通の本屋は静かじゃないですか。
でもブックオフは「やまびこ」だったりとか、活気があるイメージが良かったんですよ。
 
 
――やまびこ?
 
「いらっしゃいませー」と誰か一人が言うと、ほかのスタッフが全員やまびこするんですよ。
「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」って。
もしお客さんが「いらっしゃいませ」って言ったとしても、
スタッフは気づかず言っちゃうと思います。
「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」って(笑)。
 
 
※ブックオフ1号店のオープンは1990年5月。加藤くんも1990年生まれです。
 
 
 
 
 
店長をめざして
 
 
――入社して3ヶ月ほどですが、いまはどういう仕事をしているんですか?
 
最初の一週間くらいは神奈川で研修を受けて、いまは愛知県尾張旭市で店長見習いとして働いています。
店長が育成担当者として、僕ともう一人同期の人とを見てくれているんですけど、店長はエリアマネージャーとしてほかにも3つの店舗を同時に担当しているので、べつの店舗に出かけていて不在のことも多いです。
 
だから、僕らは、バイトリーダーの人に教えてもらうことも多いです。
仕事のことは、バイトの人のほうが経験があるので、とにかくお店全体で育ててもらっているかんじです。
 
基本的に仕事内容はバイトも社員も同じで、買い取りをして、それを加工して、棚に並べて、レジで売るっていうことをしてます。ブックオフの仕事って、単純にその4つのサイクルだけなんですよ。たまにレコードを持ってきてくださるお客様もいるんですが、レコードは取り扱いをしていないのでお断りするようなこともあります。
 
あとは、買い取りの際に古物取引書というのを交わすんですが、それをあとでチェックするとか、そういう社員や店長の業務などもちょっとずつ教えてもらってます。店長業務はバックヤードというか、裏方の仕事があるんですね。
 
 
――社員の仕事と、店長の仕事に違いはありますか?
 
社員はとりあえず店長を目指すところからスタートするんです。でも、その前に辞めちゃう人もいます。普通に真面目に取り組んでいれば店長になれるんですけど、店長業はすごく大変そうです。
 
近くの店舗に、入社2年目の先輩がいて、よく一緒にご飯にも行くんです。その先輩はその店で、初めて店長をやっているんですが、いろいろ大変そうです。僕がいる店は、スタッフさんも明るくて真面目だし、とてもいい感じなんですけど、先輩の店は要となっていたバイトリーダーの人が辞めちゃったり、チームワークがうまくいかなかったりして、問題が多いんですね。入社2年目にもなると、そういうお店の立て直しに抜擢されたりするようです。
 
ブックオフにはキャリアパスプランっていう昇給制度があって、ランクがあがるとお給料もあがる。それはスタッフも社員も地つづきなんです。がんばればスタッフも社員になれます。
 
良いスタッフが揃っていると、そのぶんお給料も多く払わなきゃいけないんですけど、お店の売上もあがっていって、良い循環になるんです。人が育たないお店って、やっぱり売上もとれないです。ブックオフは人が成長しないと、お店が成長しないっていう考え方なんですね。
 
だから、育成担当者の店長は、僕のことをよく見てくれています。毎日一緒にいるわけじゃなくても、よく見てくれてる。僕のチャレンジ項目にスピードアップというのがあるんですけど、スピードはだいぶん早くなったんですよ。でもいま人が足りなくなってきてるから、次に新しい人が入ってきたら僕が教えないといけないんで、自信をもって人に教えられるくらいオペレーションができるようになろうと言われてます。単にスピードがあがったからランクをあげるんじゃなくて、僕のことをしっかり見てもらっているなと思います。
 
あと、僕が人として足りない部分とか、もっと成長しなきゃいけない部分なんかも優しく教えてくれますね。
 
 
――具体的には何が足りないと言われますか?
 
僕はやっぱり人の話を聞くのが苦手(笑)。我が強いから。
そういうことを言われると刺さるけど、自分と向き合わなくちゃいけないって思います。
そういうのは、小説を書いてたときにも思いましたけど、同じだなって。
 
 
 
 
 
けっきょく人が好きなのかも
 
――加藤くんは学生時代、小説を書くだけじゃなくて、ARTZONE(※)の運営に参加したりと、いろいろやっていましたが、なにが自分のなかに残っていますか?
 
千野さん(※)の文芸論かな。
僕は中学生のときに星新一を読んだくらいで、もともとあまり本を読んでこなかったんです。
1年生のときの百讀(※)は面白かったですよ。
 
でも、文芸論では百讀よりもうちょっとレベルアップした小説というか、百讀を読んでおかないと分からないような小説を毎回読むんです。それで、ほんとうに小説は面白いなって、どんどん深まっていって。あの授業は大きかったなと思います。それに、千野さんの授業で読んだ本に影響されて、僕も二人称小説に挑戦してみようという気になったということもあります。
 
 
――他にも、ねぶたのTA(※)もやってましたよね?
 
2年生のときにTAとして1つのクラスを担当したんですけど、ぜんぜん上手くいかなくて(笑)。僕が学生リーダーを決めたんですが、信頼していたリーダー達がソリが合わないとかで揉めだして、夕方に公園で反省会したりもしたけど、結局リーダー交代になりました。
 
ただ、最後に「たいへんなクラスだったけど、このクラスで良かった」って言ってくれた学生がいて、むちゃくちゃ上手くいかなかったからこそ、学ぶことがあったんだなと思いました。自分がねぶたをやっていた1年のときにもリーダーをやったんですけど、そのときは僕がピエロ役で、他にしっかりしたリーダーもいて、とバランスが良かったんですよ。でも、バランスが取れないからこそ生まれるものもあるというか、人間同士ちゃんと腹を割ってぶつからなきゃいけない瞬間っていうのもあるな、と。
 
ふりかえってみると、ねぶたのリーダーも、TAも、いまの店長の仕事につながるのかなと思います。店長の仕事ってほとんどがスタッフのトレーニングなんですよ。理想としては、店長の意志がみんなにちゃんと伝わっていて、僕がいなくてもお店がちゃんとまわっているようになると良いなと思います。
 
 
――加藤くんはやっぱり人が好きなのかな?
 
そうかもしれません。女の子はちょっと卒業しようと思ってますけど(笑)。
 
 
 
※ARTZONE
河原町三条にあるArt Project Room。学生が主体となって、展覧会、ワークショップ、音楽イベント、トークショー、出版物など、さまざまな企画を実施・運営している。
HP→http://artzone.jp

 
※千野帽子さん
文筆家、京都造形芸術大学客員教授。
文芸表現学科では百讀や文芸論、俳句授業を担当している。

 
※百讀
文芸表現学科の1年生必修科目。古今東西100冊の本を読み、要約とコメントを書く。
ハードルは高いが、実りは大きい授業ですよ。

 
※ねぶたTA
京都造形芸術大学の1年生夏休みに、2週間かけて「ねぶた」を制作する授業がある。
学科混合のクラスで朝から晩まで、制作に取り組む。

 
 
 
 
 
仕事も小説も、どっちも頑張るほうがかっこいい
 
 
――学生にアドバイスや、伝えたいことはありますか?
 
僕はいま店長になることも目指してますけど、小説も書いてます。知り合いの映画プロデューサーに頼まれて、京都を舞台にした青春群像劇みたいなものを150枚とか、200枚くらい、映画の原作小説となるので、いわば仕事として書いてます。だからプレッシャーはあるんですけど。
 
仕事から帰ってきて、遅いシフトだと22時30分とかになるけど、それから1時間とか2時間、あまり時間は決めずに書いてますね。
 
僕はなんか、ほんとうに運が良いんだなと思うんですよ。いまの育成担当者も周囲から評価の高い信頼できる人だし、小説のことも話したら、両方がんばればいいじゃんって言ってくれて。いちおう、文化的活動は兼ねてもOKらしいです(笑)。そういう人との出会いとか、すごく運がいいんだなって思うんですよ。僕、ポジティブなんで(笑)。いっこいっこの誰かとの出会いみたいなものを、無かったことにはしないというか、すごく楽しんでるんです。それは良いことなのかな、と思いますけど。
 
メッセージというのは難しいな、いきなり言われても(笑)。うまく言えないです。
 
 
――じゃあ、目標のようなものはありますか?
 
もう辞めちゃったけど、津村記久子さんがサラリーマンと小説家を両立させてましたよね。僕は、そういうのがいいなと思ってて。浅井リョウ君も東宝に就職していて、長く働きながら書いていきたいと言っていたし、そういう人を見ていると、アルバイトしながら書くよりは、なんらかの職業に就いて、仕事を真面目にやりながら、小説も両方やっていくっていうほうが、僕はかっこいいなと思ってます。
 
 
――いいね。がんばってください。
 
がんばります。
 
 
 
(文・たけうち)

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