学生紹介
2017年4月26日 学生紹介
いよいよオープンキャンパスが今週の土曜日とせまってまいりました!
楽しいワークショップになるよう、学生スタッフ・事務室も準備をすすめております。
学生スタッフ紹介の第3弾をお届けします。
今回は歴史遺産学科2回生 服部 美咲さんにインタビューしました!
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はじめまして!!歴史遺産学科2回生服部です。
このたび歴史遺産学科オープンキャンパスのスタッフになりました!
歴史遺産学科の魅力や、楽しさを伝えていけたら、と思います。
よろしくお願いします。
今回は私が一回生のときに楽しかった授業のこと、日常のことについてお話いたします。
まず、「歴史遺産学概論Ⅰ」という授業についてです。この授業は歴史遺産学科の先生たちが各専門分野のことを、オムニバス形式で教えてくださいます。
私が特に面白いと思ったのは坪井剛先生の回でした。
「文献史学」をテーマに文献史料などから「歴史」を考えます。
この授業では、貞享元年(1684)に起こった『堀田正俊殺害事件』について考察しました。
具体的には『御当代記』『徳川実記』といった史料を読み込み、当事者の証言記録から事件の真相に迫りました。
実際に事実を確認できない私たちは、残された史料をもとに歴史を考えていきます。
タイムスリップできるなら見に行ってみたいですが・・・、史料をいろいろ組み合わせて本当の歴史を探っていく感覚はとてもワクワクしますし、「真実は藪の中」なので、少しだけ探偵の気分もあったりして(笑)
他にも神話や伝説が、歴史の一部を語っているものがあります。
「歴史文化論Ⅰ」という授業のレポートで、私は「神話と史実の関連性」について考えました。調べれば調べるほど訳が分からなくなったりもしますが、「これはこうだから、こうなるんだ!」と道理が通るように仮説を立てていくことは、社会に出ても、大切なことですよね!
歴史遺産学科では、教科書を使って暗記するという、歴史の勉強ではなく、自分で考えていく歴史の勉強になります!とても楽しいですよ!
歴史遺産学科には個性の強い先生方が多いです!(笑)それは、学校に来てもらったら一番わかると思うので、ぜひオープンキャンパスにきて、お話してみてください!
ここで一つ、面白かったエピソードを…
衝撃でした…。「梶川先生にとって江戸時代って最近のことなんや」と友達とおびえました。フィールドワークは、一回生の目玉授業といえるのではないでしょうか?知識のある先生方と、京都の町に行くと、なかなか気づかないことや、豆知識なんかをたくさん教えてもらえます!!それと、すごくアクティブです。(笑)
沢山移動するので、京都の交通機関の使い方が大体わかるようになります!
歴史遺産学科に関わらず、京都造形大にはいろんな地方から受験者がやってきます!
最初のうちは緊張すると思うのですが、「方言」の話で大体盛り上がります!!
オープンキャンパスに来て、一日京都造形芸術大学、歴史遺産学科の魅力を体験してください!
私もスタッフとして待っています!
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服部さんのインタビューはいかがでしたか?
今回インタビューに答えてくれた2回生木下さん、平山さん、服部さんはオープンキャンパススタッフとして当日、歴史遺産学科ブースにいますので聞きたいことやお話したいこと等々ありましたら歴史遺産学科のブースまで是非いらしてくださいね^^!
皆様のお越しを心よりお待ちいたしております!
4月29日(土)春のオープンキャンパス情報はこちら!!
2017年4月21日 学生紹介
4月29日(土)春のオープンキャンパススタッフ紹介 第2弾!
今回は歴史遺産学科2回生 平山 三織さんにインタビューしました!
京都造形芸術大学 歴史遺産学科に入学して早一年。
今年度で二回生になる私が一回生で大学にまつわる印象に残ったことベスト3を紹介したいと思います~!
第3位 歴史遺産学科 専門科目『研究基礎』
「研究基礎」という授業では、まず様々なジャンルの伝統文化に対し生徒が各自でテーマを決めます。その後、実際に職人さんたちの作業場に赴いて見学や取材をして、それぞれの視点でレポートやレジュメを作成して発表する授業です。
伝統文化についてだけではなく、取材をする際の注意点や、お礼状の書き方といったマナーも学べるんです!
〇なぜこの「研究基礎」が印象に残ったのか
職人さんのことはテレビで「見ること」はありました。柴犬が出てくるあの番組とか…。
でも仕事場で仕事をする職人さんに「会うこと」ってどうですか?
私は仕事場にいる職人さんにほぼ会ったことも取材をしたこともありませんでした。
それがこの授業では出来ちゃいます!
テレビ番組では伝えきれない職人さんの仕事に対する姿勢やこだわりが見えて、仕事場の匂いや道具など嗅覚や触覚も使って見学をするのがとても楽しくて印象深いです。
職人さんのお茶目なところも見えたりします(笑)
第2位 創造学習科目『クリエイティブベーシック(京造ねぶた)』
「クリエイティブベーシック」は1回生が学科の枠をこえて1クラス40人でテーマをもとに針金や奉書紙でねぶたを作る授業です。
制作されたねぶたは、点灯式や表彰式を終えた後、9月に毎年開催される京都造形芸術大学の瓜生山祭で展示されます!
〇なぜこの「クリエイティブベーシック」が印象に残ったのか
そもそも約40人で1つの作品を制作したことがなかったのですごく面白かったです!
粘土模型や木組み模型など夏休みを割いて準備することが多く、制作活動でも初めて使う機材や慣れない作業が続き、精神的にも肉体的にもかなり疲れました。
しかし、点灯式でねぶたにあかりが灯ると疲労感がどうでもよくなるくらい自分たちのねぶたを見て感動しました。あかりが灯ったねぶたの前に座って、しばらく製作期間のことをクラスメイトと語り合う時に感じる達成感は何とも言い表せません
第1位 歴史遺産学科プロジェクト『れきプロ』
「れきプロ」は歴史遺産学科の現2回生で他学科やさまざまな人たちに“もっと歴史遺産学科のことを知ってほしい”という思いからスタートしたプロジェクトです。
このプロジェクトは現在進行形なので印象に残ったというより、印象に残るものにしたいな、という気持ちがあります!
〇プロジェクト内容について
夜光貝を真珠層というキラキラした面が見えるまで削り、研磨したものをアクセサリーとして、瓜生山祭で販売するというものです。ちなみに夜光貝の真珠層を漆器などに装飾されたものを螺鈿(らでん)と言うんですよ!
さてこのプロジェクトの始まりは、私がコミュニケーション入学の実習で作った夜光貝のネックレスを学校でつけていたことでした。
他学科の子から「そのネックレスめっちゃきれいやな」と言われ、実習で作ったことを説明しました。すると「へぇー歴史遺産ってそういうこともしてんねんな、売ってくれたらこれ買うのに!」と言われたんです。
それまでも「歴史遺産学科って何してんの?」とよく聞かれ、あまり歴史遺産学科の活動に興味関心をもってもらえてないことに気付いたんです。
私に限らず他の現二回生も歴史遺産学科について聞かれることが多いのが現状でした。
そこで私たちは夜光貝のアクセサリーを製作して販売することで他学科から興味関心を持ってもらおう!
こうして私たちのプロジェクトはスタートしました。
歴史遺産学科の先生方のご協力をもとに、せっせと活動しています。
これからは広報など活動の幅を広げていく予定です。
夜光貝の美しさは写真では伝わりきりません!
ぜひとも京都造形芸術大学 歴史遺産学科のブースまでいらしてくださいね!!
4月29日(土)春のオープンキャンパス情報はこちら
2017年4月13日 学生紹介
こんにちは!歴史遺産学科副手です。
4月29日(土)のオープンキャンパスをむかえるにあたり、2回生オープンキャンパススタッフの3名が入学してからの1年間で特に印象に残った3つの出来事をお話してくれました。
第1回目は歴史遺産学科2回生 木下 舞さんです!
オープンキャンパススタッフをすることになりました、2回生の木下 舞です。
今回1年の振り返り記事をかきます。皆さんに歴史遺産学科のことを知ってもらえるようなテーマ、学生生活のことを話し合い、それぞれ三つにしぼりました。私は「1年次フィールドワーク」「プロジェクト」「アルバイト」についてお話したいと思います。
フィールドワークでは、全15回のあいだに様々な京都の寺院や古墳を周り、京都の地形や、歴史を学びました。フィールドワークは基本的に現地集合なので、最初はどう行こう?と迷います。でも15回もバスにのる間に現地集合になれるので、バスにも慣れます。
私の中で思い出深いのは伏見稲荷のフィールドワークです。伏見稲荷って実際行くと赤い鳥居が情緒タップリで素敵ですよね。
でもさすが歴史遺産学科。正規ルートから外れて山道へ。当時一回生だった私や、同級生みんなが「ザワ..ザワ..」と、どよめきました。
伏見稲荷(山道)では、先生が古墳の跡を紹介。伏見稲荷って長い階段と赤い鳥居だけじゃないんだ!と素直に感動したことを覚えています。ほかにも経塚など紹介していただき、観光地の観光の部分じゃない歴史を知れて、とても勉強になりました。メモ帳を汗でぐちゃぐちゃにしながら夏の日差しを浴びて京都の歴史を巡る旅はとても刺激的です。
また、歴史遺産学科では高校生を対象に、歴史研究クラブというフィールドワークを行っていますのでぜひ参加してみてください。お待ちしています!
私は、四月から「粟田大燈呂プロジェクト」に参加していました。
約半年の活動の中で、色んな学科の人と知り合いながら切磋琢磨して作業します。制作したことない!と不安でしたが大丈夫でした。先輩や先生方が沢山フォローしてくれました。中でも私は広報活動を担当し、主に地域の方と触れ合うワークショップを計画したり、SNSなどで粟田大燈呂を宣伝したりしました。チームワークを学び、制作が完成する喜びを味わうことができました。
当時、粟田大燈呂とアルバイトを2つ掛けもっていたので体はヘロヘロでしたが今となってはひと夏の思い出です。でも予定を詰めるのはほどほどに!
プロジェクトセンターでは毎年説明会を開いています。始めようかな?と考えている人はぜひ聞きに行ってください。
プロジェクトの項目で少し触れましたが一年次ではアルバイトを2つ掛けもちしている時期がありました。その中でも、歴史遺産学科に関係のあるアルバイトをしていましたので、そのことについて紹介していきたいと思います。
それは出土遺物の整理でした。分かりやすく言えば、土器を洗って接合する仕事です。主に平安時代の遺物を洗っていました。歴史遺産に関係のないアルバイトもしていましたが、やはり歴史遺産に関係のある仕事が将来役立つと思っていました。アルバイトが短期でしたので、この期間以外は大学の日本庭園・歴史遺産研究センターの浮世絵修復プロジェクトに参加するなど、常に歴史遺産関係に触れるよう努めました。自ら役立つ情報を探して、たくさん経験することで様々な視点からモノをみることができるようになり、自分の中で様々な体験・知識を貯蓄していました。
今回、3つにしぼって1年を振り返りましたが4月29日(土)のオープンキャンパスでは皆さんに寄り添った相談や、興味関心が持てるようなお手伝いができればと思います。
よろしくお願いします!
春のオープンキャンパス情報はこちら
2014年6月25日 学生紹介
こんにちは、歴史遺産学科副手です。
今回は、久しぶりの学生紹介です!
文化財保存修復コース4回生の岩崎里水さんです。
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こんにちは、はじめまして。
私は歴史遺産学科の岩崎里水と申します。
私は今、4回生で卒業研究に取り組んでいます。
これから、現在取り組んでいる研究を通して、歴史遺産学科では、
・どんなことを学べるのか
・その学びからどんな力が身に付くのか
ということをお伝えできたらな、と思います。よろしくお願い致します。
まず、私の研究について紹介したいと思います。
私は、絵画の修理に関心をもっています。
卒業研究でも絵画の修理工程の1つである、「剥落止め」について研究しています。
剥落止めは、絵具が剥がれたり、ひび割れたりしてしまったとき、その予防をしたいとき、に施す処置です。
テーマは、膠による剥落止めの処置方法と効果についてとして、剥落止めの効果とそれに影響する原因について研究しています。
では、この研究のために、学校へ来てどんなことをしているのかというと、
研究目的に向かって、研究計画を立てたり、スライドに示したような実験を行ったりもします。
これらは、3回生のときに行った実験で、
・写真1のように試料を作ったり、
・その試料に剥落止めを施してみたり、
・機会を使って色の変化を測定したり、写真2のような装置で接着力を測ったりしました。
このように、1つのテーマに対して、
・自分で実際に材料に触れて作ることに挑戦したり、
・科学的な分析も行ってみたり、
多面的な見方で研究できる点は、
芸術大学で歴史を学ぶ強みのように感じています。
それは、こうした研究がしたいと思った背景にも表れていて、
4回生になるまでに、
・写真3、4のような日本画の画材を使った授業や、
・写真5のような画材を作る職人さんのもとへフィールドワークに出掛けた授業で
歴史を体感的に学んできたおかげで、
自分の興味のあることを、色々な視点で学ぶことができたことができました。
以上のように研究を通してみると、歴史遺産学科では、
ただ歴史や修復の技術を学ぶだけでは得られない力が身につくと思います。
私の場合は、
歴史や伝統を伝えていくことや、様々な捉え方
問題を解決するために工夫すること
結果を見直して次へ生かすことなどです。
このような力を生かして、卒業後も
歴史や伝統に携わる仕事がしたいと考えています。
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岩崎さん、どうもありがとうございました。
この間行われた4回生の卒業論文合同ゼミでも、しっかりと実験計画を報告してくれた岩崎さん。
今後の研究も、楽しみにしています!!
2014年5月13日 学生紹介
こんにちは、歴史遺産学科副手です。
今回は、歴史遺産学科の学生紹介です。
先日のオープンキャンパス学科プレゼンバトルでしっかりと自分の活動について語ってくれた4回生・野口紗弥可さんです。
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こんにちは。
私は、歴史遺産学科現4回生の野口です。
長野県を出て、京都での学生生活も早3年が過ぎ、今年が最後の年になりました。
私は歴史遺産や芸術を多くの人に興味を持ってもらい、知ってもらう仕事がしたいと思いこの大学に入学しました。
そして進級論文は長野県の近代洋風建築の公開や活用について研究を進めました。
大学の授業はもちろん、プロジェクト活動や学外活動での発見や学びも学科での研究に生きています。
私が初めて関わったプロジェクトがウルトラファクトリーという学内工房を中心に行われる、ウルトラプロジェクトです。
このプロジェクトで宮永愛子さんという現代美術作家の方の作品制作に携わりました。
その後もプロジェクト外でのお手伝いをしています。
他にも商品開発に関するプロジェクトや他学科の授業も履修し、3回生の終わりには学外でWEBデザインの勉強をしました。
この3年間で特に身に付いたと感じる力が「実行力」「デザイン力」「プレゼン力」です。
デザイン力はこの学科で学ぶ学生としては特殊かもしれませんが、造形は自身の動き方で様々な力が身に付くと実感しています。
先生から聞いた言葉で印象的な言葉があります。
「学生は、沢山挑戦して、沢山失敗しろ。社会人は許されない失敗も、学生だったら許される失敗がある。今のうちに恐れず挑み失敗して勉強しなさい。」
この言葉の通り、京都造形大には沢山の挑戦するチャンスがありました。
そして、学内で挑戦する中で、自分で新しいチャンスを見つける事ができるようになりました。残り1年、悔いのない学生生活を送りたいと思います。
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学科内外で大変活動的な野口さん。
卒業研究も楽しみにしています!
また今後も学生を紹介していきたいと思います!!
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京都造形芸術大学は、今アジアで最もエネルギーを持って動き続ける大学であるという自負があります。
通学部13学科21コース、通信教育部4学科14コース、大学院、こども芸術大学。
世界に類を見ない3歳から93歳までが学ぶこの大学は、それぞれが溢れる才能を抱えた“プロダクション”のようなものです。
各“プロダクション”では日々何が起こっているのか。授業や取組みの様子、学生たちの作品集や人物紹介。
とどまることなく動き続ける京都造形芸術大学の“プロダクション”の数々。
そこに充満するエネルギーを日々このサイトで感じてください。