文芸表現学科

授業風景

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2018年4月24日  授業風景

インタヴュープロジェクト始動!

 
2018年4月12日(木)、2年生の「編集プロジェクト」授業の第1回に、
ガモウ関西の亀山さんと荒川さんにお越しいただきました。

大迫知信先生(左)・亀山さん(右)

大迫知信先生(左)・亀山さん(右)


この授業では、企業からの依頼をうけ、
実際の〈仕事〉としてインタヴュー記事を書き、納品するまでを体験します。
今年からはじめる、【文芸 X 社会】という新しい取り組みのひとつです。
 
ふだんの授業では、自分がインタヴューしたい人を探してインタヴューし、記事にまとめることをやっていますが、
この取り組みでは、インタヴューイ(インタヴューを受ける人)はクライアントからの依頼で決まり、
原稿には納期があり、記事にも一定のクオリティと方向性が求められることになります。
 
ライターとして、原稿料をもらって記事を書くことになったら体験することを、
授業のなかで始めてしまおうというわけです。
 
今回、お仕事の依頼をくださったのは、ガモウ関西さんです。
ガモウ関西さんは、美容室向けに商品を販売するのが主な業務ですが、
セミナーやイベント、コンテストなども開催し、美容師の「応援」のようなこともお仕事にされています。
さらには、本当に実力のある美容師だけを厳選した予約サイト「HairDre(ヘアドレ)」を運営されていて、
このなかのコンテンツのひとつとなる〈美容師インタビュー〉が、私たちに依頼された仕事の内容となります。
 
美容師さんの技術やサービスだけでなく、その人となりや、サロンの雰囲気までもが伝わるようなインタビュー記事にする必要があります。
実は、昨秋からこのプロジェクトは始まっていて、
まずは大迫先生を中心メンバーとする卒業生たちが、ライターとして仕事を受け、記事を執筆してきましたので、ぜひご覧ください。
 
HairDre(https://www.hairdre.jp/
ヘアドレPRESS(https://www.hairdre.jp/special/

※カテゴリ検索で「美容師インタビュー」を探してみてください。

 

質疑応答のようす

質疑応答のようす


髪はどこで切ってるのか? という質問に答える吉田くん

髪はどこで切ってるのか? という質問に答える吉田くん


そんなわけで、この授業では、ガモウ関西さんと一緒にインタビュー記事を更新していくというプロジェクトが始まります! 全員で記念撮影して、気合いを入れてみました(笑)!
 
プロジェクト始動!

プロジェクト始動!


 
 
2018年度からは新しい取り組みがたくさん始まります。
順番にご紹介していこうと思っていますが、気になる高校生の皆さんは、ぜひ4月29日(日)に開催するオープンキャンパスにお越しください!
 
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(スタッフ・竹内)
 
 
 
 
 

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2018年4月20日  授業風景

読むことと書くことについて − 河田学先生

 
文芸=言葉によって表現される芸術の仕事って何だろう?   
 
1年生から受講できる「プロフェッショナル特講Ⅰ」では、
文芸表現学科の先生方に実体験をふまえて、文芸の仕事、そして可能性について掘り下げていただきます!
 
 
第1回目は、文芸表現学科・学科長であり、文学理論・物語の観点から
“ フィクション(=虚構)とは何か? ”を研究されている河田学先生。
ご自身にとっての『読むことと書くことについて』お話をしていただきました。
 
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河田先生にとって〈読むこと〉とは研究者としての仕事。
高校時代から本を読むことが大好きで、「文学が勉強したい!」という気持ちを行動にしていった結果、
研究者としての今があると、当時の迷いや失敗したことなど、笑いも交えながらお話をされていました。
 
 
また、先生にとっての〈書くこと〉とは、大きく分けて論文の執筆、大学教授として書くことを教えること。
論文の執筆依頼は基本的に断らないそうで、学生たちには「仕事をことわったら来ないよ!」
この日一番の声でおっしゃられていました。
自分の分野には関係ないと思っていたことも、最後には繋がっていき、また次の仕事に繋がると、
実体験からのアドバイスもなされていました。
 
 
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もう一つの書くことを教えることについて。この大学に来るまでにも他大学で講義をされていた河田先生。
文芸表現学科に来るまでは、自身の研究に対して「どうせ、マイナーなことをやっている」という気持ちがあったそう。
しかし、自身の文学研究を学生たちが活かしてくれるのをみて、その気持ちが報われたと、
この4月に『電遊奇譚』『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』が出版された、
卒業生で小説家の藤田祥平くんを例にあげて、ときおり涙を見せつつお話をされました。
 
 
 
 
 
文芸表現学科の学生がこの学科で学ぶことは〈読むこと〉と〈書くこと〉。
しかし、何のために〈書く〉のか。
河田先生が今でも感動するという、スティーブン・キング著『書くことについて』には
幸せになるためと書かれています。
その一文をふまえて、学生にとって〈書くこと〉が、仕事につながること以上に、
辛いときや苦しいときに、自分と向き合い成長することに役立つのではないか、と〈書くこと〉への希望を、
講義の最後に、今後へのエールとして学生に送られていました。
 

スティーブン・キング著『書くことについて』の一文。聴講に来てくださっていた、元NHKアナウンサー・中村淳平先生に朗読をしていただきました。先生の良い声で聞くとさらに沁みいります。ちなみ、中村先生には本講義4回目にお越しいただきます

スティーブン・キング著『書くことについて』の一文。聴講に来てくださっていた、元NHKアナウンサー・中村淳平先生に朗読をしていただきました。先生の良い声で聞くとさらに沁みいります。ちなみ、中村先生には本講義4回目にお越しいただきます


 
 
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自身の今までと、これからを重ねながら熱心に受講していた学生たち。
質疑応答の際には「心にグッときた」とのコメントも。
 
この講義の多くの受講生は1年生です。
彼らがこれからの4年間で、どれくらいの刺激と経験を得られるのか。
この講義がその一つになってくれることを願います。
 
 
 
 
さて、第2回目の講義は、勤め人・日曜執筆家の千野帽子先生。
『本を読んでも救われなかったあなたへ』と、個人的に興味深い内容となっております!
 
第2回『プロフェッショナル特講Ⅰ』
テーマ:本を読んでも救われなかったあなたへ
担 当:千野帽子
日 時:4月20日(金)5講時(16:30〜17:50)
教 室:NA412(人間館4階)
 
次回の様子はまたBLOGにて。
 
 
 
来週4月29日(日)に迫った春のオープンキャンパスでは、
河田先生をはじめ、まだ授業に登場していない先生方、現役学生たちと直接お話ができちゃいます!
少しでも文芸表現に興味のある方は、ぜひ文芸表現学科のブースにお越しください。
お待ちしております〜。
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(スタッフ・大賀)
 
 
 
 
 

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2017年10月19日  授業風景

学生REVIEW 「アジア回廊 現代美術展」

1回生の「アーティクルライティング」の授業で、元離宮二条城で開催された「アジア回廊 現代美術展」を見学しました。それぞれに展覧会を鑑賞したあと、〈ウェブマガジンの記事を想定して書く〉という課題に取り組みました。今回はそのなかから、添田陸くんの記事を紹介します。
 
 


 
 
2017年8月19日(土)~10月15日(日)に元離宮二条城にて開かれた「アジア回廊 現代美術展」。8月から11月にかけて行われる「東アジア文化都市2017」のメインプログラムとして行われたこの展覧会には、京都造形芸術大学卒業生宮永愛子氏と美術工芸学科教授やなぎみわ氏が参加した。
最大の会場である元離宮二条城には、総勢16名の現代美術作家が参加した。私が見学に行った際には、4つの作品がすでに撤去されてしまっていたが、それでも見ごたえのある展覧会であった。今記事では、その作品群よりいくつか紹介したいと思う。
 
会場内に入りすぐ目を引いたのは、赤と緑のザルによる立体物だ。鮮やかなそれは、韓国人アーティストチェ・ジョンファ氏の作品だ。一万個のも及ぶ韓国製のキムチ用のザルによって作られた《エアーエアー》。インスタグラムやフェイスブックなどに写真を載せるということが当たり前である現代において写真を撮られることを前提とした作品となっているそうだ。
 
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その奥に見えるのは、5本の木がマストのようにも見える船だ。船であると同時に一つの巨大な盆栽でもあるこの作品は、中国人アーティストツァイ・グオチャン(蔡國強)氏の手によるものだ。これは前年奈良市にて行われた「東アジア文化都市2016奈良市」で氏が東大寺の境内の池に設置したものを二条城の庭に移築したものだ。展覧会を渡る船。展覧会と展覧会をつなぐ船。ただ、池に浮かんでいた船が、二条城では盆栽となった。果たして、この船はもう一度帆走できるのか。余談となるが、船であり巨大な盆栽でもあるこの作品は、屋外に2か月近く置かれていた。その間苔を枯らすことなく、腐らせることなく維持したことへ単純に驚きを覚えた。
 
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二条城という空間に溶け込む様々な現代美術。この城は、日本の歴史、ひいては東アジアの歴史が変わるきっかけとなった場所だ。多様性の許される時代の幕開けとなった場所だ。そこに現代人の思考や傾向を象徴する作品群が交じり合う。それだけではない。自らのアイデンティティや国のありかたなど、作家を形成するモノも溶け合う。息づく歴史に寄り添い、しかし、アーティストたちの想像力が爆発している。そんな展覧会だった。
 
 
 
 
文・添田陸(文芸表現学科1年)
 
 
 
 
 

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2017年8月24日  授業風景

「人生は編集の連鎖である!」 ─NHKディレクター・上野智男さん

ことしも夏期集中講義「編集論I」が行われました。
昨年に引き続き、担当されるのはNHK大阪局ディレクター・上野智男先生です。
今回は先生が制作されている番組「バリバラ」のTシャツでお越しいただきました!
 
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授業では芸術、音楽、芸能、歴史、さらには神話など、
国内外に残る文化やストーリーをテーマに取り上げました。
たとえば伊勢神宮のお話では、そもそもどういう経緯で造られたものなのか?
誰が号令をかけたのか? 式年遷宮は何を意図した行事なのか?
などなど、疑問から始まって背景へ、そして周囲の影響は……と続きます。
 
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その後も、
「名前は知っているけど、難しそう…」
という声が聞こえそうなテーマが目白押しでした(土偶とか、文楽とか……)。
それでも、授業ではさきほどの連想の感覚をつかんで意識していたはず。
先生が制作に関わった番組の映像もあり、理解をぐっと深めていけたのではないでしょうか。
 
授業のレポート課題は、「自身の創作のテーマと、その手法についてのプレゼン」です。
表現したいテーマと、それをどういうカタチ(小説だけじゃなく、イベントや本、マンガ、映像でもなんでもOKです)にして受け手に届けるのかをまとめます。
上野先生のテーマと手法について、この3日間で学んだと思いますが、
今度はそれぞれの学生たちが、それをどう落とし込んでいくのでしょうか。
レポートも楽しみです。
 
 
 
 
 
(スタッフ・加藤)

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2017年5月29日  授業風景

【学科長短信05】作家・ライター・編集者に学ぶ!

 
ごぶさたしています。みなさん、お元気ですか?
 
 さて、ちょっと日が空いてしまいましたが、今月の13日(土)、2年生向けのキャリア授業、プロフェッショナル研究の第2回が行われました。第1回目では、インタビューの練習もかねてクラスメイトに、「はたらく」ということについての意識がどう変化したかをインタビューしてもらいましたが、今回は3名のゲストをお迎えして、グループインタビューをやってもらいました。
 
 今回のゲストは、作家の吉村萬壱さん、編集者の多田智美さん、ライターの大越裕さんの3人です。そう、作家・編集者・ライターという3つの職業は、文芸の学生にとって「王道」でもあり、一番人気の「しごと」なんですね。学生たちには、自分の目指す道によって3つのグループに分かれ、それぞれのお仕事の「実際」をインタビューしてもらいました。
 
 

吉村萬壱さん

吉村萬壱さん


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 吉村萬壱さんは『クチュクチュバーン』(2001年、文學界新人賞)、『ハリガネムシ』(2003年、芥川賞)から、最近の『ボラード病』『臣女』(ともに2014年)、『流しの下のうーちゃん』(マンガ(!)、2016年)に到るまで、独特の作風・世界観が特徴的な作家です。
学生たちはそこに注目し、吉村さんのどんな体験が独自の作品世界を生みだしたのか、そこを中心にインタビューをしていました。
「しごと」という点については、逆に吉村さんから、「えっ、みんな小説家になりたいの? 小説家ってどれぐらいもうかると思う?」なんて質問も。
 
 
多田智美さん

多田智美さん


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 多田智美さんは、ご自身の編集プロダクション「editorial studio MUESUM」を中心に活躍していらっしゃる編集者です。
多田さんが現代美術家の椿昇さん(本学美術工芸学科長)、原田祐馬さん(UMA/design farm)とディレクションをしたアートプロジェクト「瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島 醤の郷+坂手港プロジェクト──観光から関係へ──」はまさに、多田さんのテーマ「出来事が生まれるところからアーカイブまで」を地でいくプロジェクトで、学生たちはアクチュアルな体験をもとにした多田さんのお話に聞き入っていました。
 
 
大越裕さん

大越裕さん


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 大越裕さんは、理系ライター集団「チーム・パスカル」を中心としながらも、幅広く活躍していらっしゃるライターです。
インタビューに先だって、学生たちにはアエラ「現代の肖像」、『フォーブスジャパン』(ForbesJAPAN)に大越さんが寄稿していらっしゃる記事を案内しました。大越さんにインタビューするのは、とてもハードルの高いしごとです。なんといっても大越さんご自身がインタビューの専門ですから。学生たちは善戦してくれていましたが、途中から大越さんによるインタビュー講座のような一幕も(笑)。
 
 
インタビューのあとの鼎談のようす

インタビューのあとの鼎談のようす


右・近藤雄生先生

右・近藤雄生先生


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 学生たちには、自分たちの「憧れの職業」についているゲストのお三方はどんなふうに映ったのでしょうか? 憧れがさらに強くなって、それを目標にがんばってくれるのももちろん嬉しいですが、これは違うなと思って新しい方向性を考える、というのもすばらしいなと思います。「しごと」について「知る」という今回の経験を出発点として、文芸表現学科で学ぶ「ことば」を使って、学生のみんなが自分が何をしたいか、自分に何ができるか、を今まで以上に考えてくれることを期待しています!
 
 
文・河田学(文芸表現学科 学科長)
 
 
 
 
 

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