文芸表現学科

授業風景

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2017年5月19日  授業風景

本を自作しよう —製本ワークショップ

前期の集中授業として製本について学べる講義が始まっています。
執筆だけじゃなくて、製本まで? と思われるかもしれませんが、
先日行われた「文学フリーマーケット」に参加した学生たちの多くが
販売物を執筆から印刷、製本し、準備していました。
いつでも好きなように好きなだけ本が作れるというのは大きな強みです。


教えてくださるのは「紙もの文具と本 かもめや」店主の渡邉琴先生です。
過去にも学科にて一日講座を行っていただきましたが、
今年度からは全15コマの授業をひらき、お越しいただいております!


渡邉琴(わたなべ・こと)先生

渡邉琴(わたなべ・こと)先生


この日は本の仕上げを行いました。
前回授業で本文用紙の下ごしらえまで終えているので、
ここにカバーやスピン(しおり紐)などを加えていきます。

スピンと花ぎれを選びます

スピンと花ぎれを選びます

本文用紙に接着しています

本文用紙に接着しています

見返し用の紙も自分で断裁

見返し用の紙も自分で断裁

色の組み合わせもさまざまです

色の組み合わせもさまざまです


完成したものがこちら。


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慣れない作業でうまくいかないところも多々あったようですが、
本の構造をつかむにはうってつけの経験だったと思います。


次回の授業ではこれまでに各自が書いた小説やエッセイを印刷し、製本するそうです。
今後の瓜生山祭や卒業作品展などの展示でお目見えするかもしれませんね。





(スタッフ・加藤)

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2017年4月21日  授業風景

【学科長短信03】プロフェッショナル研究

 
もう一つ、授業の紹介です。
京都造形芸術大学では、すべての学科で2年次に「プロフェッショナル研究」という授業を行っています。各学科で学ぶ専門内容をどうやってプロとしての「しごと」につなげていくかを考えるための授業です。じつはこの授業、もともと文芸表現学科でやっていた授業がモデルになって、全学科に広まった授業なんですね!
 
さて、その文芸表現学科のプロフェッショナル研究が、先週の土曜日に始まりました。担当は、ノンフィクション、トラベルライティングなどはば広くライターとして活躍中の近藤雄生さんと河田です。
この授業は、4月から7月のあいだ、月に1回ずつ行われるのですが、土曜日の第1回授業ではまず、文芸で学んだ仕事を活かせる仕事って何だろう? という話をしました。文芸表現学科はすでに6世代の卒業生を送りだしていますが、みんなそれぞれの分野でさまざまにがんばってくれています。

インタビュイー(インタビューされる人)役の河田です

インタビュイー(インタビューされる人)役の河田です


近藤さんにインタビューしてもらいました。メモをとりながら話を聞くところに注目!

近藤さんにインタビューしてもらいました。メモをとりながら話を聞くところに注目!


たんに「しごと」について考えるだけではありません。文芸らしく、インタビューして記事を書く、という作業を繰りかえし、「しごと」のこと、自分の可能性を考えていくんです。初回の今回は、「友だちにインタビュー」という課題に取り組んでもらいました。自分の同級生に、「仕事についての意識がどう変化したか」ということを中心に話を聞いてもらいました。といっても、インタビューは初めて、という学生も多いので、僕が実験台になって、インタビューのプロ、近藤さんのインタビュー実演もやってもらいました(笑)
今回の課題です

今回の課題です

文芸に入学する人が真っ先に挙げる将来の夢は、作家、編集者、ライター。これらはもちろん、いってみれば文芸の「王道」なので、プロフェッショナル研究でもそれぞれゲストをお招きして、どうやったら作家になれるの?、編集者ってどんな仕事、といったことをお話ししてもらっています。
しかし、文芸で学んだことを活かせる仕事はほかにももっとたくさんあります。広告のコピーライター、図書館司書や書店員もそうですし、ゲームの企画・制作を仕事にしている先輩もいます。このように、文芸で学んだことを活かせる仕事の「すそ野」を拡げること、自分たちで文芸を活かせる仕事を考えることも、この授業の目標の一つです。
 
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どんな原稿が出てくるか、今から楽しみです! いい記事が届いたら、またこのブログでも紹介します!
 
 
 
〈おまけ〉
遊牧夫婦5年にもわたる世界一周旅行を綴った近藤雄生さんの代表作、『遊牧夫婦』シリーズの第一巻が先月文庫化されました。『遊牧夫婦 はじまりの日々』(角川文庫)です。「旅の経験は、決して古びることはない」という近藤さん自身の言葉そのものの、旅のリアルなスリリングさ、興奮が伝わってきます。いつもぐいぐいと学生を引っぱってくれる近藤さんのお人柄がうかがえる一冊、この機会にぜひ!
 
 
文・河田学(文芸表現学科 学科長)
 
 
 
 
 

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2017年4月18日  授業風景

【学科長短信02】授業スタート!

 
先週の月曜日(4/10)からさっそく前期の授業がスタートしています。
新学期は、僕たち教職員にとっては何かとバタバタ忙しい時期なのですが、
学生たちのテンションが一番高いのも新学期。
それに負けないように毎日がんばって授業をしています。
 
せっかくなので、文芸の授業をいくつか紹介します。
1年生は、金曜日から「百讀(ひゃくどく)」という授業がはじまりました。
 

百讀の授業風景/グループディスカッション中です

百讀の授業風景/グループディスカッション中です


おなじく百讀の授業風景

おなじく百讀の授業風景


百讀の授業風景/発表しています

百讀の授業風景/発表しています

学科オリジナルの百冊の読書リストからできるだけたくさんの本を読もうという授業で、
文芸に入学したての1年生に
「本の世界は自分が思っているよりずっと広いよ!」
ということを伝えるためにやっている授業です。
学科では毎年、百冊の読書リストを作りなおして、バージョンアップを続けています!
初回の授業では、フリオ・コルタサルというアルゼンチンの作家の「正午の島」という作品をみんなで読みました。この短篇、ちょっとした仕掛けがしてあってオチがわかりにくいのですが、かなりの数の1年生が正しく理解していてびっくり!
僕自身、自分が大学1年生のときに初めて読んでレポートを書いた、思い出深い短篇です。
 
2年生はプレゼミ。
文芸では3年生から「ゼミ」に所属し本格的な創作・制作・研究を始めますが、
プレゼミはいってみればそのお試し版。
 

「エンターテインメント小説」を書いてみよう(校條プレゼミ)

「エンターテインメント小説」を書いてみよう(校條プレゼミ)


編集と制作のレッスン 身近なテーマをかたちにする(村松プレゼミ)

編集と制作のレッスン 身近なテーマをかたちにする(村松プレゼミ)


「ことばによる創作」への、具体的なステップ(辻井プレゼミ)

「ことばによる創作」への、具体的なステップ(辻井プレゼミ)


同じく辻井プレゼミ

同じく辻井プレゼミ


2年生の1年間で2つのゼミを経験し、1年後のゼミ選びに備えます。
前期開講のプレゼミは5つ、内容も創作(小説)、編集、批評・評論と多彩です!
 
3年生は、そのゼミがスタート。
 
山田隆道ゼミ

山田隆道ゼミ


同じく山田ゼミ

同じく山田ゼミ


江南亜美子ゼミ

江南亜美子ゼミ


河田学ゼミ

河田学ゼミ


今年は34人の新3年生が5つのゼミに分かれて「入門」しました。
ゼミには2年間所属し、授業の内外を問わず密接な関係のなかでいろいろなことをやっていくので、僕のゼミでは160分の授業をほとんどまるまる使って自己紹介をやりました。去年からいる4年生には、これまでゼミでやってきたこと、今取り組んでいる卒業制作などについて、新しく入った3年生には、これからやっていきたいことを、じっくりと話してもらいました。
 
どの授業も、学生たちのやる気がみなぎっていていい感じです。この調子でがんばれ!
 
 
文・河田学(文芸表現学科 学科長)
 
 
 
 
 

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2017年2月2日  授業風景

文芸ショートムービー上映祭!

「表現基礎」という授業で毎年行う映像制作に、今年は一回生が挑戦しました!

先日行われた完成披露上映会の様子をお伝えします!

 

 

今回は撮影・編集期間がかなり短く、制限がありました。

その代わりに映像自体の時間やジャンルも幅を持たせたところ、

これまでなかったアイデアが多く見られ、不足をカバーしつつ面白く見せてくれました。

 

たとえばこちらは本格的な音楽MVを撮った班。

台本を書いてから学内ロケに行き、衣装や小道具、撮り方にこだわっていました。

安っぽくならないようどんな雰囲気で撮るか、かなり苦心したようです。

スクリーンショット 2017-02-02 11.33.58

スクリーンショット 2017-02-02 17.42.55

 

こちらはいわゆる「ゲーム実況」作品です。

上のMV作品とは対象的に尺が長く、ゲーム画面・定点カメラ・テロップを駆使した仕上がりに。

実況の中のハイライト集といった感じ。「CS放送で流れてたら見る」という声も(笑)。

スクリーンショット 2017-02-02 19.37.51

 スクリーンショット 2017-02-02 10.14.31

 (ゲーム画面が映っていない箇所を切り取ったら、何がなんだか……)

 

 

ふだんはひとりで作業に打ち込むことの多い学生たち。

映像という未知の表現に対し、何かと初心で悩み考えたのではないでしょうか。

面白いかな? どうやって撮ろう? なんて言ったら伝わるんだろう??

その「?」を想像し、共有して、ギリギリまで模索した、良い作品たちだったと思います。

 

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みんな、お疲れさまでした! 

 

 

 

(スタッフ・加藤)

 

 

 

 

 

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2016年12月9日  授業風景

いま、本屋という場所で〈11/30特講レポート〉

11月30日に行われた特別講義の様子をお伝えします。

 

 

校條剛先生の授業に、大垣書店高野店の店長である和中整さんをお招きしました。

大垣書店は京都生まれの本屋さんで、

高野店は大垣書店の中では京都造形芸術大学といちばん近い店舗です!

 

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京都の大学生として過ごし、アルバイトから正社員へ、そして店長を務めるようになった和中さん。

町の本屋さんとして次の売れ筋の本を見極め、ロングセラーも扱うかたわらで、

なかなか売れにくい本も手に取ってもらえるようなフェアを開催するなど、売り方を工夫しておられるそうです。

自分では考えつかなかったような本の取り合わせに出会えるかも……?

 

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 IMG_0394のコピー

↑書店に併設されているカフェの展示スペース。

 展示については「ほぼボランティアです」とのこと。

 

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本屋さんの落ち着いた雰囲気とわくわく感は、たくさんの人の手とアイデアによるものなんですね。

そして「よく言われるような『本は売れなくなってきた』という感覚はあまり無い」という頼もしいお話も聞けました。

 

そして授業のあとは、場所を変えて学生たちとお話ししていただきました。

ふだんどこで本を買うのか、それはなぜなのか、また書店ならどんな書店に行っているのかなど、和中さんから学生へ質問する場面もあり、学生は熱心に自分の考えや要望を言葉にしていました。

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本を書くのか、編集するのか、本そのものを扱うのか、電子書籍を作っていくのか……。まだまだ手探りでいる学生たちに、この時間が追い風となっていくのではないかと思います。

 

 

 

(スタッフ・加藤)

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