アートプロデュース学科

授業風景

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2018年4月19日  授業風景

【教員紹介】緒方江美先生:「プロに学ぶ」の授業がスタートしました!

少し長い春休みが明けて、先週から授業がはじまりました。

アートプロデュース学科では新たに2名の教員を迎え、さらに賑やかになって新学期をスタートさせています。

 

今回ご紹介するのは、新任教員の緒方江美先生。

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緒方先生はアートマネジメントを専門とし、プログラム・コーディネーターやアートディレクターとして多方面でご活躍されています。

アートプロデュース学科では、アート界のさまざまな分野の「プロ」をお招きして、展覧会の運営や企画について学ぶ「プロに学ぶ」の授業をご担当していただいています。

 

今回は「企画書」をテーマに講義を行っていただきました。

展覧会づくりで重要になる企画書。この授業の前半では、展示のタイトルやコンセプト、出展作品決めから予算までを学生が一から考え、企画書作成に挑戦します。

とても基本的なことですが、実現性や創造性などといった観点からみて説得力のある企画書が書けなければ展覧会を成り立たせることはできません。

 

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展覧会をつくる上で大切だと思うことを学生たちから引き出しながら、それぞれが目標とする展示のイメージを具体化していくよう指導する緒方先生。

実際に多くの現場で作品をプロデュースする仕事を行ってきた先生だからこそ、企画運営の面白さや現実的な面を踏まえた、「他にはない展覧会づくり」を学べるのではないでしょうか。

 

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授業もまだ2回目ですが、今後緒方先生の講義を通じて学生たちがどのような展覧会を生み出していくのか楽しみです!

 

 

 

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2018年2月7日  授業風景

【特別講義レポート】『包摂あるいは懐柔——アウトサイダー・アートの収集と展示をめぐって』服部正さん

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2018年はじめの特別講義は、甲南大学文学部准教授の服部正さんをお招きし、「包摂あるいは懐柔——アウトサイダー・アートの収集と展示をめぐって」というテーマでご講義いただきました。

 

服部さんをゲストにお招きしたのは3回生の大石恵利花さん。論文研究のため服部さんの書籍を読んだことがきっかで、今回の講義をセッティングすることになりました。大石さんは「アールブリュットやアウトサイダー・アートという言葉をよく聞きますが、実際はどういったものなのか知らない人も多いので、服部さんのお話をきっかけに知ってもらいたいです。」と、講義の意図をお話ししてくれました。

 

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その後、服部さんは「アール・ブリュット」という言葉を生み出したジャン・デュビュッフェの紹介やデュビュッフェの思想について触れながら、アール・ブリュットの成り立ちや関連する主な作品を丁寧にご紹介していただきました。多くの人が、障がい者によってつくられる芸術をアール・ブリュットと定義しがちですが、実際は全く異なった意味から生まれている芸術なんだと知り、学生たちは驚きと「アート」への疑問を膨らませていました。

 

また、服部さんの講義を学生たちに振り返ってもらえるようにと、大石さんがぎっしりと内容をまとめてくれました!

分かりやすいように、イラストも添えてくれています。

 

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今回の講義で、更にアートの世界を広げるきっかけになった学生も多かったのではないでしょうか。

大石さんもこの学びを活かして、さらに研究が進められると良いですね。

 

服部さん、ご講義いただきありがとうございました。

 

以下、学生の感想

 

私はアウトサイダー・アートの存在すら知りませんでした。アートというものはわけられるものではないと思っていたので、その中でインサイドとアウトサイドが存在しているというのはある意味衝撃でした。

 

「アート」ということばには明確な決まりがないからこそ範囲が割と自由に変化できて、自由だからこそ不自由であってとてもややこしいなと思いました。(中略)もっと勉強したり色んなことを体験してアウトサイダーアートについてとかサブカルチャーについてとかの自分なりの定義をみつけていきたいです。

 

アール・ブリュット、アウトサイダーアートは外側のアートであり、西洋の芸術からどれだけ離れているかによって判断される、ということを聞いて、服部さんもおっしゃられていましたがとても主観的で曖昧なものだなと思いました。

 

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2017年12月20日  授業風景

【特別講義レポート】「カメハメ波は可能か?-中島敦『名人伝』を深読みする」根無一信さん

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今年最後となった特別講義には、哲学研究者の根無一信さんをゲストとしてお招きし、『山月記』でお馴染みの文豪・中島敦の作品『名人伝』をもとに講義を行っていただきました。

「中島敦本人よりも、作品を深く読み解いてみたい」と、根無さん。物語に登場する「不射の射」というワードに着目しながら、老荘思想の「無為自然」/禅仏教の「十牛図」をヒントに『名人伝』を読み解いていきました。

普段様々な「作品」と向き合ったり、関わったりすることが多いASPの学生たちにとって、今回の講義はいつもとは異なった視点で、作品を読み解く面白さを体験できたのではないでしょうか。また、物語の解釈を深めていく中で知った禅仏教の教えから、自分自身を見直す学生も多かったと思います。

 

根無さん、ありがとうございました!

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以下、学生からの感想

  • お話の中にあった、「学んでいき、減らしていく」という話が、得たものを疑い、捨てていくことで、その先に自分のみえていなかったものがみえてくるんだなと思います。

 

  • ひとつの思想に、作品とその作家の人生や同時代の作品、当時の時代背景を重ね合わせることが面白く、そこに自らの人生や考え方を付け加えてもう一度思想や作品と向き合うと、また新たな解釈が生まれてくることが楽しいと思えた。

 

  • 禅・仏教の「十牛図」はアートプロデュース学科の学生には学べることが多いのではないかと思いながら見ていました。「自己」というものについて、作品鑑賞を通して考えるので、アートプロデュース学科に入った当初とまどい、うろたえたことを思い出しました。しかし、未だ人為で分けたものを探しているように思います。つきつめるのか、一度大きく捨てるのか、それとも他の路を行くのか。考えるときに今日の講義を思い返したいです。
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2017年11月24日  授業風景

「インターン報告会 2017」を開催しました

1122日(水)、2017年度の第一回インターン発表会を開催しました。

実際の企業で就業体験をおこなう「インターンシップ」。アートプロデュース学科では、原則すべての学生が在学中にインターンを経験し、社会での実経験を積みます。授業として取り扱うので単位に換算されます。インターン先は、学生それぞれが担当教員と相談しながら決定。実社会で働くことについて考え、卒業後の進路を見定めることを目的としています。

 

今回は前期・夏期休暇中にインターンを終えた3回生10名が発表を行いました。発表のテーマは「研修先をどのような人物または後輩に勧めるか」。それを踏まえながら、研修先の決め手や経験したこと、学んだこと、今後の課題などについてお話いただきました。

 

それぞれ学内の活動では経験しきれない仕事や多様な人々との交流を通して、自分自身と向き合いながら勉強になったことがたくさんあったようです。

 

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どの発表にも共通しているのは「実際の現場を体験し、社会人と交流する中で、自分のこれからの(進路の)方向性が見えてきた」「意外と、現場で自分が貢献できることは多かった」ということ。それぞれが貴重な経験を積んできたようです!

 

 

聴講生は「自分がこれからどのようなインターンを経験したいのか」を念頭に、発表内容の感想や発表者への質問を考えました。

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「遠方にインターンに行く際の資金はどうしているんですか?」「研修先で辛かったことや大変だったことはなんですか?」

発表者へは様々な質疑が投げかけられました。

発表者からの具体的な返答とアドバイスを聞いて、他の学生たちは社会に出ることや働くこと、そこで必要なスキルなどをより現実的に考えることができたのではないでしょうか。

 

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  2. 左奥から:中野亜美(TAKAMI BRIDAL、京都高島屋 UNTITLED)、山口由稀(KANSAI ART BEAT)、山本陽子(Touch On Art タチョナ)、原田遊歩(うかぶLLC たみ)、田代菜々子(enoco 江之子島文化創造センター)

 

 

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  1. 左から:平下弥優(NPO法人 HELLO Life)、中川恵理子(明和電機)、藤村南帆(WAITINGROOM)、栗田野々花(BEPPU PROJECT)、山下将平(つなぎ美術館)

 

発表者たちからは今後の抱負として、再びインターンに挑戦したい、学科で学んだことを新たな研修先でさらに深めていきたいという感想をいただきました。

これからインターンシップに挑戦する学生たちにとっては、この発表会がはじめの大きな一歩になったと思います。それぞれがこうした活動を通して、卒業後の進路に結びつくような経験や学びを得ることができると良いですね。

 

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2017年11月17日  授業風景

【特別講義レポート】『新しい劇場をつくる – Theatre E9 Kyoto -』 あごうさとしさん

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118日(水)の特別講義は劇作家のあごうさとしさんをお招きし、『新しい劇場をつくる – Theatre E9 Kyoto –』というタイトルのもとご講義頂きました。

 

あごうさんは京都で小劇場が立て続けに閉鎖していく現状を目の当たりにし、今後の演劇活動の支援やアートと市民とを繋ぐ場づくり、地域の活性化などを目的として、「Theatre E9 Kyoto」を京都駅東南部の東九条地域に創設する計画を行っています。

今回京都に新たな小劇場を創設するにあたって、Theatre E9 Kyotoの企画内容から地域の調査、クラウドファンディングを利用した資金協力の要請についてなどご説明いただきました。劇場(または演劇)をプロデュースすることの必要性や実務的な注意点など細やかにお話いただきました。

 

学生たちにとってあごうさんのお話は、アートプロデュースの新たな側面や活動方法を学ぶことができ、さまざまな分野に興味を持って今後の活動の幅を広げるきっかけになったのではないかと思います。また、アートを後世へ繋いでいくことの重要性について再考させられるようなお話でもありました。

 

あごうさん、貴重なお話ありがとうございました。

 

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以下、学生の感想から抜粋

 

自分で稼いだお金を自分のことだけではなく、もっと人の為になる様な使い方をしたいと思いました。

 

「プロデュース」における、リアルな裏側のお話を知ることができ、嬉しかったです。お金や周りの環境、行政とのやり取りの複雑さが垣間見えました。(中略)京都駅東南部エリアに興味が湧きました。新しい芸術エリアの誕生に立ち会える現場として、とても貴重な場所だと思いました。

 

クラウドファンディングのお話を聴いて、先を考え、計画すること、見通すこと、希望を持つこと、もしもダメだった時のことをしっかり考えておくことが大切かなと思いました。(中略)現実を見つつ、希望を持ち続ければ、希望や期待していた以上のことを得られるかもしれない。

 

小劇場は若い演劇人たちにとって大事な場所です。若い世代の演劇人が成長できないと演劇の未来はなくなるので、若い世代を育てるのは何より重要なことです。小劇場を建てる事を通して京都の演劇を守ろうとするあごうさんの意思が印象的でした。

 

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