歴史遺産学科

授業風景

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2017年1月18日  授業風景

料紙装飾を学ぶ!

寒波も少し和らぎ、積もった雪もとけてきていますね!

 

今回のブログは2回生の授業「文化財保存修復基礎演習Ⅱ」の様子をお伝えします。

この授業は歴史遺産や文化財のまつわる基礎的な知識やスキルを身につける授業です。

 

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今回は日本画や古典絵画技法にまつわる授業を担当されています

中神先生の授業をレポートします!!

 

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先生の授業では、前半に仏像や仏閣に彩りを与える繧繝彩色(うんげんさいしき)の制作を学び、

後半には雲母刷りや金箔などを使った料紙装飾を制作します。

 

古来から使われている素材の美しさや古典技法の多様性を学んでゆく授業です。

 

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料紙装飾は、一人ひとりが紙や構図を試行錯誤して作ります。

制作者の個性が出るので出来上がりがとても面白いです。

 

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とくに修復分野においては、なおすモノがどのように作られているかを知っていることが大切です。

技法について実際に制作しながら学べるのは、歴史遺産学科ならではですね!

 

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顔料や箔や膠などを使うこともはじめての学生もいますが、

手を動かした制作とともに技法を覚えていくので、

飲み込みも早いですし興味を持って取り組むことができます!

 

とてもすてきな作品ができあがりました!

 

 

 

 

 

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2016年12月15日  授業風景

卒業論文の提出間近!~4回生の近況報告~

12月の京都らしい寒さがやってきましたね!

さて今回は卒業論文提出間近の4回生の様子をお伝えします!

 

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12月22日が卒業論文提出日!昨日で8日を切りました。

11月後半から、学科の実験室やラウンジで真剣に論文作成に取り組む4回生の様子が

よく見られるようになりました。

 

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卒業論文は、3回生からはじまる専門領域ゼミのなかで、

個々に興味のある内容を見つけ、その内容の何に疑問を持ち、

何を明らかにしたいのかなど自身の研究テーマを見つけていきます。

 

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そして4回生になり、

歴史遺産学科で学んだ4年間の集大成として自身の論文を発表します。

論理的に考えること、書き上げる力、伝える力といった

今までの学びを存分に活かした卒業論文を制作します。

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歴史遺産に関して研究するということは、

決して「昔の事象を明らかにする」ということにとどまらず、

現在の私たちの暮らしに役立ち、また今後の学問にも大きく関わってきます。

 

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4回生の皆さんには、

自信を持って発表できるような論文をめざして

最後まで頑張っていただきたいです!

 

 

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ご案内

「はじめての芸大1日体験」

 

これから自分の将来について考えはじめる人にぴったりの企画です。

特別講義やキャンパスツアー、学食体験で大学のことをより深く知ることができるだけでなく、

美術・デザイン・イラスト・歴史文化の全4 コースから授業を選んで体験できます。

一足早く芸大生になったつもりで授業を体感しませんか?

友達や学校の先生に話を聞くよりも、もっと芸術大学のことがよくわかるようになります!

 

歴史遺産学科では「日本の伝統技術を体験!ミニチュア屏風でフォトフレームを作ろう」

と題しまして、伝統的な技術を楽しく学べるワークショップを企画しています!

まだ定員に若干余裕がありますので、ぜひぜひご参加ください!!

 

日程:2016年12月18日(日)

時間:10:00~15:30(9:30受付開始)

会場:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス

 

お申し込みはこちらからお願いいたします。

 

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2016年5月6日  授業風景

摺り漆お箸製作!

こんにちは!連休明けの金曜日、

生憎の雨模様ですが保存修復に関した基礎演習の授業風景をお伝えします!

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摺り漆(すりうるし)という漆塗りの技法を用いて、

お箸づくりをおこないました。

 

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学生はこのゴールデンウィーク中に木材を削ってお箸の形を完成させました!

 

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漆はかぶれますので、手袋を用いての製作です。

 

摺り漆とは、生漆(きうるし)を何回も木地に摺りこみ、

木目を生かす漆芸品の製作技法です。

 

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漆をぬり、布で漆を摺りこみます。

 

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彫り模様や木目の違いで出てくる模様が変化し、おもしろいです!

 

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1人ひとり、箸の形の違いでも個性が出ますし、

木目の違いでもできあがってくるものが違いますね!

 

3回ほど摺りこんだら、乾燥させます。

 

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その間に漆工芸品の螺鈿(らでん)を観察しました。

貝の真珠層を用いた細工がとても美しいです。

学生たちも感嘆の声をあげてました!

 

お箸の出来はまたブログにて!

おたのしみに!!

 

 

 

 

 

 

 

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2015年11月18日  授業風景

【3,4回生ゼミ】饅頭屋町界隈を歩く。

みなさん、こんにちは。

歴史遺産学科の事務担当Jです。

11月も半ばとなりましたが、暖かい日が続きますね。

京都の紅葉の見ごろはもう少し後でしょうか。

 

さて、今回は五島邦治先生から、3,4回生ゼミで行われたフィールドワークの様子をご紹介いただきましたよ~。

 

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10月28日(水)
五島ゼミ(伝統文化)では、烏丸三条下る饅頭屋町界隈を歩きました。

現在では京都の市街部の真ん中でオフィスのビルが建ち並ぶメインストリート街ですが、

その中に突然お堂があったり、老舗のお店があったりします。

そんな近代京都の中に、それをリードしてきた京都の伝統的な部分を歩いて見てみようという企画です。

 

まず池坊会館3階にある「いけばな資料館」の展示を見せていただきました。

池坊はいわずと知れた、室町時代にはじまる生け花の家元。室町時代からのいけばなの資料が展示されています。

江戸時代前期、御所で生けたときの生け花の写生図なんかがあって、リアル感がありました。

 

つづいて六角堂。

正式名は頂法寺というのですが、お堂が六角形をしているので、京都の人は「六角堂」といえばここのこと。

江戸時代、下京の町の人は、この寺の鐘の音で時を知りました(現在も残っていて、自動で機械的に時の鐘を鳴らします)。

京都の人はここが京都の真ん中だと考えていたので「へそ石」(人間の真ん中におへそがあるように)という

六角形の真ん中に穴が開いた石があります。

みんな「へぇ~そう」と興味津々。記念写真を撮りました。

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お扇子の老舗「宮脇賣扇庵」店先を通って、紙屋さんの「鈴木松風堂」では紙による商品パッケージのサンプル展示を見ました。紙にはいろんな利用とアイデアがあるのでした。

 

つづいて「蜂蜜」の専門店「 miel mie 」。

いまでこそ店の名は新しく外国語になっていますが、もともと「金市商店」というれっきとした蜂蜜の老舗です。

アカシア、とち、みかん、そばなど花ごとの蜂蜜が楽しめます。味見もできます。

私は朝食のトーストに塗る「菩提樹」の蜂蜜を買い求めました。

 

明治20年創業の計量具の「国島器械」の前を通って、最後にコーヒーの「イノダ本店」でお茶をしました。

おじさんのウェーターが案内してくれるオールドスタイルの「きっちゃホール」という感じのお店です。

 

古い京都と新しい京都、その間をつないでいるものを考えさせる街歩きでした。

 

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2015年7月31日  授業風景

フィールドワークレポート②

こんにちは!京都の夏は暑いですね…!

歴史遺産学科副手の茅谷です。

 

さて、今回は、歴史遺産学科1回生の授業「フィールドワークⅠ」から、骨董店が集まっていることで有名な知恩院新門前のギャルリーオルフェと思文閣を訪れた際のレポートを紹介いたします!

学生のレポート紹介は2回目になりますね。

 

知恩院新門前で集合

知恩院の新門に集合して出発しました!

 

 

 

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「ギャルリーオルフェとルネ・ラリック」 山口 実優

 

〈ギャルリーオルフェ〉

ギャルリーオルフェは、ルネ・ラリックを専門に展示販売する京都のギャラリーである。元々は七宝を多く取り扱っていたお店であったが、1970年代の石油危機で外国人が日本にあまり来なくなったことから、外国人向けのマーケットから日本人向けのマーケットにしようとアンティークを取り扱いはじめた。主にアール・ヌーヴォーとアール・デコの様式、エミール・ガレとルネ・ラリックの作品を取り扱っている。ルネ・ラリックの作品を取り扱っているお店はオープン当時珍しかった。お話をお聞きしたオーナーの鈴木さんが特に好きなのは、ルネ・ラリックの作品である。

 

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〈ルネ・ラリックとその作品〉

ルネ・ラリックは、前半生はアール・ヌーヴォー様式の宝飾(ジュエリー)のデザイナーとして活躍し、その分野で名声を得ていた。宝飾デザイナー時代から、ガラスをパーツに用いていた。50歳を過ぎてからガラス工場の経営者に転身した。パリ万博をきっかけにラリックの作品は注目され、アール・デコ様式を取り入れたシンプルな作品を次々と生み出していった。

花や虫、風景をデザインに使うジャポニスムの影響も多く見られる。ラリックはいろいろな所とコラボしており、教会のステンドグラスや電車の中のデザイン、車や建築など幅広く手掛けている。

 

また、当時のヨーロッパは不潔なことで知られており、香水の文化が発達していた。ラリックは香水瓶のデザインも手掛けており、有名な会社からも依頼されていた。

 

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オーナーである鈴木さんの一番好きなルネ・ラリックの作品は、乗用車の先端につける自由の女神像だという。ギャルリーオルフェの2階に飾られていた、疾走感溢れるガラスの像であった。

 

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〈質問と考察〉

質問:アンティークとは、どこからどこまでのものがアンティークと呼ばれるのか?

考察:今回見学したギャルリーオルフェの鈴木さん、思文閣でお話をしてくださった方の二人は、アンティークや古美術について同じことをおっしゃっていた。「定義的には(関税法上から)100年以上経ったものであるが、作者が亡くなっているものなら100年以内でもアンティークや古美術である」とのこと。「100年以上経っているものはアンティークではあるけれど、それのこだわらずに買いに来た人がピンとくるものと出会ってほしい」とおっしゃっていた。その言葉を聞いて、私も多くの古美術、アンティーク店に入って自分に合ったものと出会いたいと思った。

 

 

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山口さんのレポートの中にアンティークの定義について記述がありました。

これと似ているもので、文化財や歴史遺産をどのように定義するかも、なかなか難しいものです。アンティーク・古美術と呼ばれるものと、文化財・歴史遺産と呼ばれるものとは、いったい何が違うのでしょうか?

 

歴史遺産学科の授業では、このような「疑問」に対する考え方も学びます。

なかなか明確な答えが出せないことも多々ありますが、一人ひとりが考えて意見を導き出すことに意義があります。

 

フィールドワークの授業では、現場で見聞し、考えることを大切にして授業を行っています。そこには学生の数だけ多様な観点があり、レポートではそれを知ることができます。みんながその観点を活かしながら、今後、文章力や知識をつけていってもらいたいですね!ひとつひとつ積み重ねていったことが、最後の個人研究に繋がることと思います。

 

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今回お世話になりました、思文閣さま、ギャルリーオルフェさまには貴重なご指導を賜りました。御礼申しあげます。

 

 

 

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