2014年5月
2014年5月5日 イベント
昨年度から始まりました「大学院ミヤジマスクール」は大学院の活性化を目的として、宮島達男副学長が国内外で活躍するトップアーティストを招き、講演やワークショップ、作品講評などを行う特別企画です。
今回のゲストはフランスと日本を行き来するコンテンポラリーダンスのアーティストのフィリップ・シェール氏。
東北芸術工科大学、立命館大学などの特別授業や障害者とのワークショップでも知られています。
本学の大学院生を対象に、フィリップさん指導のダンスワークショップがStudio21にて行われました。
宮島先生がフィリップさんの翻訳をされながらワークショップは進行していきました。
始めは体を解すように全身を筆のように動かし、手を繋いだり相手に目隠しをしたりと次第に隣人と関わりながら
徐々にスタジオから外へ出ていき、その場その環境で他者の身体を感じとるというような内容でした。
宮島先生によるとこれは感性を解放するためのワークショップであり、
普段意識していない感覚器官で他者の身体を知ることによって世界の見え方が変わってくるとのこと。
絵画・彫刻などのアート系の学生が多く参加していましたが、
専門性を高めながら視野を拡げようとする大学院生にとって、それはとても重要なことだと言えます。
「いつもの空が違って見えた」
ひとりの学生のワークショップ終了後の感想が印象的でした。
■フィリップ・シェール(Philippe Chéhère)氏略歴
演劇分野の経験を経て、仏モンペリエ国立振付センター現代舞踏養成コースに参加。1999年、初の振付作品発表。2003年、パリ・サルペトリエール病院にて「プロジェクトHD」開始。2004年、笹川日仏財団の協力により、プロジェクトを東京で実施。2006年、パリ第8大学修士課程で「舞踏家の知識と病院における芸術的実践」の研究開始。以後、発表と研究を続けている。
※写真:佐藤博一(大学院芸術研究科長)
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