2017年11月
2017年11月24日 授業風景
11月22日(水)、2017年度の第一回インターン発表会を開催しました。
実際の企業で就業体験をおこなう「インターンシップ」。アートプロデュース学科では、原則すべての学生が在学中にインターンを経験し、社会での実経験を積みます。授業として取り扱うので単位に換算されます。インターン先は、学生それぞれが担当教員と相談しながら決定。実社会で働くことについて考え、卒業後の進路を見定めることを目的としています。
今回は前期・夏期休暇中にインターンを終えた3回生10名が発表を行いました。発表のテーマは「研修先をどのような人物または後輩に勧めるか」。それを踏まえながら、研修先の決め手や経験したこと、学んだこと、今後の課題などについてお話いただきました。
それぞれ学内の活動では経験しきれない仕事や多様な人々との交流を通して、自分自身と向き合いながら勉強になったことがたくさんあったようです。
どの発表にも共通しているのは「実際の現場を体験し、社会人と交流する中で、自分のこれからの(進路の)方向性が見えてきた」「意外と、現場で自分が貢献できることは多かった」ということ。それぞれが貴重な経験を積んできたようです!
聴講生は「自分がこれからどのようなインターンを経験したいのか」を念頭に、発表内容の感想や発表者への質問を考えました。
「遠方にインターンに行く際の資金はどうしているんですか?」「研修先で辛かったことや大変だったことはなんですか?」
発表者へは様々な質疑が投げかけられました。
発表者からの具体的な返答とアドバイスを聞いて、他の学生たちは社会に出ることや働くこと、そこで必要なスキルなどをより現実的に考えることができたのではないでしょうか。
発表者たちからは今後の抱負として、再びインターンに挑戦したい、学科で学んだことを新たな研修先でさらに深めていきたいという感想をいただきました。
これからインターンシップに挑戦する学生たちにとっては、この発表会がはじめの大きな一歩になったと思います。それぞれがこうした活動を通して、卒業後の進路に結びつくような経験や学びを得ることができると良いですね。
2017年11月20日 学生紹介
アートプロデュース学科ホームページの「在学生の声」を更新しました。
今回更新した在学生は、2回生の吉村萌恵さんです。
学生生活を経ての経験や今後学んでいきたいことなどについて、お話ししていただきました。
ぜひご一読ください!
2017年11月17日 授業風景
11月8日(水)の特別講義は劇作家のあごうさとしさんをお招きし、『新しい劇場をつくる – Theatre E9 Kyoto –』というタイトルのもとご講義頂きました。
あごうさんは京都で小劇場が立て続けに閉鎖していく現状を目の当たりにし、今後の演劇活動の支援やアートと市民とを繋ぐ場づくり、地域の活性化などを目的として、「Theatre E9 Kyoto」を京都駅東南部の東九条地域に創設する計画を行っています。
今回京都に新たな小劇場を創設するにあたって、Theatre E9 Kyotoの企画内容から地域の調査、クラウドファンディングを利用した資金協力の要請についてなどご説明いただきました。劇場(または演劇)をプロデュースすることの必要性や実務的な注意点など細やかにお話いただきました。
学生たちにとってあごうさんのお話は、アートプロデュースの新たな側面や活動方法を学ぶことができ、さまざまな分野に興味を持って今後の活動の幅を広げるきっかけになったのではないかと思います。また、アートを後世へ繋いでいくことの重要性について再考させられるようなお話でもありました。
あごうさん、貴重なお話ありがとうございました。
以下、学生の感想から抜粋
●自分で稼いだお金を自分のことだけではなく、もっと人の為になる様な使い方をしたいと思いました。
●「プロデュース」における、リアルな裏側のお話を知ることができ、嬉しかったです。お金や周りの環境、行政とのやり取りの複雑さが垣間見えました。(中略)京都駅東南部エリアに興味が湧きました。新しい芸術エリアの誕生に立ち会える現場として、とても貴重な場所だと思いました。
●クラウドファンディングのお話を聴いて、先を考え、計画すること、見通すこと、希望を持つこと、もしもダメだった時のことをしっかり考えておくことが大切かなと思いました。(中略)現実を見つつ、希望を持ち続ければ、希望や期待していた以上のことを得られるかもしれない。
●小劇場は若い演劇人たちにとって大事な場所です。若い世代の演劇人が成長できないと演劇の未来はなくなるので、若い世代を育てるのは何より重要なことです。小劇場を建てる事を通して京都の演劇を守ろうとするあごうさんの意思が印象的でした。
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