大学院

和田直祐さん グループ展「can (not) reach」

本学修了生の和田直祐さん(2012年度修了)が東京のEUKARYOTEにて開催中のグループ展に参加しております。
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひお越しください。

 

 

(以下、EUKARYOTE HPより)

EUKARYOTEでは2022年5月13日(金)から6月5日(日)までの会期にて、絵画を主に制作する4名の作家、川端健太、菊池遼、三瓶玲奈、和田直祐によるグループ展「can (not) reach」を開催いたします。

──何かを見ていたとしても、そこに実態が伴わないような感覚──
現代はコロナ禍によるオンライン化の急速な普及も相まって、コミュニケーションが非直接的かつ多層的なものになり、またフェイクニュース等が入り込むことによって、私たちが日々見聞きするものに対する確証が失われているように感じられます。一方で絵画を一つのコミュニケーションとして捉えた際、事象と表象をメディウムによって置き換える非直接性や複雑な多層を構築する性質を持ちながら、状況により変化する心象とを対比させ、世界を理解しまたアウトプットする方法でもあります。
本展にあたって作家同士がやりとりを深める過程で浮かび上がってきた「隔たり」といった感覚をきっかけに、各作家のリーチに関する思考を絵画の手法を通して対比させ、それぞれの作品における距離感を表出させます。
私たちの感覚が多層的で不確実な現代の生き方へと変容していく中で、本展が新たな実感をもたらす一助になれば幸いです。どうぞご高覧くださいませ。

川端健太は1994年埼玉県生まれ、現在は東京藝術大学大学院美術研究科油画技法材料博士課程に在籍。現代的な視覚体験や感覚、個人の記号化や、インターネットの普及に伴う人とのコミュニケーションの多層化など、人と人との情報伝達を間接的にしていると思われる隔たりについて考え、主に人物をモチーフとした緻密なモノクロームの表現を基軸に、絵画や立体を制作しています。

菊池遼は1991年青森県生まれ、現在は東京造形大学大学院美術研究領域博士後期課程に在籍。シルクスクリーンなどの技法を用い、画面を荒い網点で構成した絵画を制作します。その荒い網点によって、遠くから鑑賞する時にはイメージが見えるが、近づくと点の列に還元され消えてしまう視覚効果を作り出し、「もの」の儚さや辿り着けなさ、現象性の表現を試みます。

三瓶玲奈は1992年愛知県生まれ、2017年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻修了。身近にある風景や静物、自身が経験した出来事などをモチーフとし、記憶や身体を通した感覚を基に絵画を制作します。真摯な画面とのやりとりから生まれるストロークによって光が現れ、抽象と具象の間を行き来しながら、絵画そのものに対する洞察を深めています。

和田直祐は1983年兵庫県生まれ、2013年京都造形芸術大学(現: 京都芸術大学)大学院修士課程ペインティング領域を修了。絵の具のレイヤーを重ねていく「グレージング」という古典技法を参照し、それを高透明の樹脂塗料を用いて構築する事で透過効果による流動性を伴う絵画の創出を試みています。画面内に光が内包される事で、距離や視点の位置によって幾重にも重ねられたレイヤーの形や色が微かに変化します。

 

 

can (not)reach

■会期 2022/5/13(fri)-6/5(sun) ※月曜日休廊
■会場 eukaryote @_eukaryote_
■時間 12:00-19:00
■参加作家 川端健太・菊池遼・三瓶玲奈・和田直祐
■協力 TEZUKAYAMA GALLERY・Yutaka Kikutake Gallery

 

 

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