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CAPS『天地と方位の交錯点』開催のお知らせ

大学院オフィスです。

現在、CAPSにて梶岡俊幸さん(2005年修了)、八木良太先生(京都芸術大学 芸術学部 情報デザイン学科准教授)による展覧会を開催しております!

4/27にはトークイベントも開催いたします。
みなさんぜひご高覧ください。

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天地と方位の交錯点
梶岡俊幸 八木良太

企画構成:中野仁詞(キュレーター/京都市京セラ美術館学芸員/東北芸術工科大学客員教授)
会期:2026 年4月6日(月) 4月− 28 日(火)
会場:京都芸術大学 人間館(実習棟)6階 CAPS
主催:京都芸術大学
トークイベント:2026 年 4 月 27 日(月)17:00-18:30 (於:CAPS)

 

 

作家プロフィール:

梶岡俊幸。1978 年、東京生まれ。2005 年、京都造形芸術大学大学院 芸術研究科芸術表現専攻 修士課程修了。

【主な個展】
2009 年 The Birth Canal―未来へのうねり(スパイラルガーデン、東京)
2023 年 UNCONSCIOUS RIVER(SEIZAN Gallery 、New York)
【主なグループ展】
2005 年 METAⅡ 展(神奈川県民ホール、神奈川)
2014 年日常/オフレコ(KAAT 神奈川芸術劇場、神奈川)
2020 年 Abstraction Japonaise(Galerie Tamégana、Paris)
2024 年 EXPO CHICAGO(Navy Pier、Chicago)

 

八木良太。1980 年、愛媛生まれ。2003 年、京都造形芸術大学 芸術学部 空間演出デザイン学科 卒業。2012 年、京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程彫刻専攻 単位取得満期退学。京都芸術大学 芸術学部 情報デザイン学科准教授。

【主な個展】
2015 年サイエンス/フィクション(神奈川県民ホールギャラリー、神奈川)
2025 年時の奏(W.onespace、深圳)
【主なグループ展】
2014 年日常/オフレコ(KAAT 神奈川芸術劇場、神奈川)
2025 年 behind itself(無人島プロダクション、東京)

 

出品作品:
梶岡俊幸
《無月》2019 年
M150 号(H1454✕W2273)
高知麻紙、墨、墨汁、鉛筆
《invisible》2026 年
S30 号(H910×W910)
高知麻紙、墨、墨汁、鉛筆

 

八木良太
《Preloader》 2025 年
W544 D25 H830
UV プリント、スマートフォン
《Rainy day Music》2005-2026 年
傘、ヘッドホン、オーディオプレーヤー
《The Sun》2008-2026 年
プロジェクター、植物

 

テキスト:
京都芸術大学の大学院生が日々制作活動をするアトリエ。彼らが日々、自己と自己の思想を造形化した作品と対峙し模索している身近な部屋が CAPS と呼ばれる空間である。ここは、窓が大きなスペースを締め、入口を含めるとさほど作品を展示するには余裕があるとは考えられない。本展のキュレーションは、いかにこの制限が多い空間において、空間と作品が巧緻に関係するかを提示し大学院生を含めた鑑賞者に体感してもらうことで、美術に関心がある方々に今後の作品との向き合い方、そして美術を学ぶ人々の制作活動への課題を見出してほしいと考えた。

 

今回セレクトさせていただいた2人の作家は、梶岡俊幸(日本画)、八木良太(オブジェ/インスタレーション)である。CAPS で作品同士が拮抗しそれぞれの関係によってジリジリと振動し響き合う展示構成は如何なるものになるかを試み、梶岡は、南側の壁に《Invisible》、北側に《無月》の2点を配し、八木は東側の出入り口を挟む壁《Preloader》、《Rainy day Music》の2点と空間の中心に《The Sun》3点を展示する。

 

京都は、古代中国の陰陽五行思想に基づく「四神相応(しじんそうおう)」により東西南北の地形を選んで造営されたことはつとに知られている。今回、CAPS での展示において方角や方向を意識することは作品と空間のあり方に独自の意味を導けるのではないかとも考えた。南北に展示された2つの梶岡の作品は、磁石の N 極と S 極からなる目に見えない空間の力(磁場)つまり地球上の北極と南極の磁力の引き合いと反発になる。

そして、梶岡の《無月》と八木の《The Sun》は天空にある太陽と月の関係であり、地球上の磁力と、太陽の光を帯びて発光する月のそれぞれ対の関係を展示構成で読み取ってもらえることも期待している。

(本展キュレーター)

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