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2015年2月22日 ニュース
卒業展が昨日から始まりました。
情報デザイン学科では初日の昨日、各賞の発表や受賞作品の講評会があり、
お祭りのような盛り上がりを見せていました。学生達の表情からもようやく始まったという、
喜びと安堵した様子が感じられ、学内は何とも晴れやかな雰囲気に包まれました。
講評会では、先生方のコメントや、作者への質問、さらには作者の作品に対する熱い想いなどが
飛び交いました。作品と作者が並ぶことによって、より深く作品に触れることができるのも展示の醍醐味です。
作品だけでは分からなかった背景が作者の話を通して伝わり、作品の解釈にも影響を与えます。
制作した者にとっても、作品の感想を直接伝えてもらうことは、単なる喜び以上の感情を生むことにもなります。
卒業展期間中にこのような出会いが多くあることを願っています。
さて、昨日の受賞情報に続いて本日は情報デザイン学科で今年度から新たに設けられた、
特別賞の発表です。受賞した3名の皆さん、この度の受賞おめでとうございます!
【榎本了壱 特別賞】1名
肥後 雅士|MASASHI Higo|映像メディアコース ※「奨励賞」も併せて受賞
「HABITABLE」
映像|人間館 NA310b
【選評】21世紀のアンビエントフィルム
今から30~40年前位に、アンビエント・フィルム(環境映像)というのが流行しました。
それは、海の波だったり、草原の風になびく草だったり、じっと凝視しているだけで癒される映像でした。
肥後君の作品は、21世紀のアンビエント・フィルム。人工的で未来的な光景の中に、凝視していて癒される作品。これはまさに、21世紀の桃源郷といっていいだろう!
2015/2/21
榎本了壱
【カムズグラフィック 特別賞】1名
谷本 理砂|RISA Tanimoto|イラストレーションコース
「Red List Animals」
パネル|人間館 NA311前
【選評】興味のある対象を丁寧に描いて気持ちの良い作品です。
シルクスクリーンの質感も良く、今後の作品も楽しみです。
寺田順三
【PARTY 特別賞】1名
小松 千倫|KAZUMICHI Komatsu|先端表現デザインコース ※「奨励賞」も併せて受賞
「20 Cassettes (The Sea)」
ミクストメディア|瓜生館 1F
【選評】テープレコーダーというアナログデバイスを使用して、高知の海をトリミングし、
海のない内陸の京都に空間を移送するというスケールの大きいことをしている。
また、見た目の完成度もかなり高く、その場に立ち尽くしずっと聞いていたくなる作品である。
伊藤直樹
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