- 2017年3月15日
- 日常風景
3/11(土) 2016年度卒業式
2016年度の卒業式を行いました。
今年度は7組の親子、計14名が卒業しました。
朝の会では年長最後のお名前呼びです。
年長7名、1人ずつ大きな声で返事をしていきます。
式に入る前に”年長のことば”を練習しました。
すると自然に子ども達から「きあいをいれよう」を一言。
「ちからをあわせて エイエイオー!」と。
こども芸大での力を合わせるときにはこの掛け声をしてきた子ども達にとっては自然な言葉だったんだと改めて感じながら見ていました。
そして入場。
親子で手を繋いぎ笑顔で入場しました。
子ども達の言葉や歌、母からの送辞と答辞。
その言葉を一言ずつ受け止め、式を終えました。
式が終わった後はお祝いの会です。
お祝いの会は年中・年少のお母さんたち中心に企画、進行をしてくれます。
昨年卒業した1年生がお祝いに来てくれ、国語の教科書を朗読してくれました。
昨年までこども芸大で一緒に遊んでいたお友達が小学校に入り、お兄さんお姉さんになっていました。
職員や母たちは少し離れていた期間に成長した姿を見ることができました。
その後はみんなで最後のお弁当を食べ、家族や職員と話しながら時間を過ごしました。
そして”年長発表”の時間になりました。
今までやってきたことではなく、今年の年長の子どもたちは3月に入ってから
”頑張りたいこと” ”挑戦したいこと”をそれぞれが自分たちで見つけました。
まずは折り紙で折った紙飛行機の発表です。
普段からも手先が器用で折り紙でくす玉などを難しいものも折っていました。
大人向けの難しい折り紙の本を見ながら、上手に折った飛行機を2機も紹介してくれました。
次に階段の上に上がり巨大な紙飛行機が登場しました。
「頭にきをつけて~」と言いながら飛ばすと・・・
奥の客席まで飛んで行きました。
すごい歓声が沸きました。
ダブルダッチです。
毎日毎朝、職員と練習をしていました。
お互いに切磋琢磨し合いながら、時には「こうしたらもっと跳べるよ」などを話していました。
縄跳びカードにも毎回記入し、少しずつ回数を増やしていけるようになりました。
時には筋肉痛で身体が痛くなったりしながらも頑張っていました。
本番でなんと最高記録が出たり、何度も挑戦する姿なども見られました。
お母さんや職員もびっくりでした。
毎日練習している成果をみんなに見てもらえたことが良かったと思います。
跳び箱では、毎朝早く登校して、練習を繰り返していました。
跳べそうで跳べなくて・・・でも諦めずに頑張っていました。
前日になり緊張したのかなかなか跳べずにいましたが、本番では一発成功。
これには母も職員も涙なしでは見れなかったです。
過程を知っているからこそ、跳べた結果よりも今日まで諦めずに頑張り続けた姿に感動しました。
自転車の発表では、数日前に乗れるようになった大きなタイヤの自転車を乗る姿を見せてくれました。
外で乗るのとはまた感覚が違ったかもしれませんが、上手にホールの中をぐるぐると走って見せてくれました。
「ブレーキはまだできない」と言いながら上手に足をつけて止まることができました。
逆上がりでは、毎日お母さんと一緒に公園やこども芸大の鉄棒で板を使って練習をしていました。
本番ではなんと1回目に成功。2回目に挑戦しますが、日ごろの疲れや感覚がつかめずにいましたが、
最後まで諦めずに何度も何度も挑戦する姿に何か心が熱くなるような感覚がありました。
竹登りは普段、奥のホールの部屋で天井に固定しているのですが
今回はロープを大人で持ち、登る方法で行いました。
普段よりも不安定だったのにも関わらず、頑張って登っていました。
みんなからも「がんばれ~」と大きな声に背中を押されたのか、どんどんと上っていきました。
その後はエンジェルウォークといい、目を瞑りながら列を通る人に向けて感謝の気持ちや伝えたい気持ちを口に出して伝えました。
目を瞑ることによって、声に集中し姿が見えなくても誰が言っているのか、その言葉を一言一言受け止めながら進んでいきます。
いつもと話す感覚とは違い、子どもも大人も心に響く言葉をいただきました。
そして最後はみんなで円になり、歌を唄いお祝いの会を終了しました。
また小学生になった卒業生に会える日を楽しみにしています。
卒業、おめでとうございます。
(小林織香)