空間演出デザインコース 浦崎 美和【同窓会賞】
素材:残渣(ざんさ)配合 花坂陶石粘土
作品:フレンチの器、カフェの器、研究ノート、冊子、リーフレット
【作品タイトル】
Granité 9 tani (グラニテ・クタニ)
【テーマ】
九谷焼の製土工程で排出される 残渣(ざんさ)をリデュースした新しい九谷焼の提案
【コンセプト】
土のささやき
九谷焼は約400年前に起源をもつ石川県加賀地方の焼き物で、上絵付が特徴的です。
「九谷焼とは一体何か」、それはこの土地から切り離すことができないものでした。
この土地の土から器を作り、歴史を紡ぎ、小さな地域の中で何百年もの間、人々が
栄えてきた人の営みそのものでした。
九谷焼の需要が減少している今、産地は厳しい状況にあります。
特に、九谷焼を下支えする製土所は 2件 しか残っていません。
また、製土工程で不純物として排出される 残渣(ざんさ:成分は長石等の鉱物)の
量は、年々増加し、廃棄されています。
この陶石資源が枯渇したり、製土所が廃業してしまえば、九谷焼はつくれなくなって
しまうのです。
九谷焼を未来へ繋げたい。
残渣(ざんさ)も含めて産地の陶石を丸ごと使った「土のささやき」を未来に繋げる
身近で新しい九谷焼を提案します。
この花坂陶石から粘土を作ることができなくなれば、今の九谷焼の未来はなくなってしまうのです。
残渣(残渣)を配合した素地の魅力を伝えたい。
Granité 9 tani (グラニテ・クタニ)は、2つのラインで新しい九谷焼として生まれ変わります。
浦崎 美和【同窓会賞】
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