「源家物語 風」
洋画コース 土田 あゆみ
160.6 × 160.6cm ×4枚
キャンバス/アクリル、コラージュ
《源家物語 風》
源義経の愛妾である静御前が鎌倉に送られ、舞を命じられる場面を描いている。他者から見える姿と、心の内を対照的に表そうと、現実的な色で描画するパートと、線描と抽象的表現のパートに二分し、四枚を組み合わせて一枚の絵となる構成にした。金具で無理矢理つなげたキャンバスは静御前の心そのもので、四(枚)は死を暗示している。肉体はきえても魂は時空を超え、こころの中に生き続ける。
《源家物語 月》
『平家物語』があるように源実朝が主役の源家物語を構想し、その挿絵を描くつもりで四年次の課題に取り組んだ。今も昔も、美しいものが溢れている世界だからといって、幸せに暮らせるとは限らない。実朝は自分を取り巻く支配的な価値観に翻弄されながらも和歌を詠むことで世界を俯瞰し、自身をも傍観しながら理性を保っていたのではないだろうか。そんな実朝を絵を描く自分と重ねた。
130.3 × 162.0cm
キャンバス/アクリル、砂
土田 あゆみ
洋画コース
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