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私をつくる小さな記憶たち

小さな記憶の断片を可視化し、内面から自分を描く自画像

イラストレーションコース 村井幸子

コース奨励賞

Digital Illustration
4961 × 7016ピクセル
A2(420mm × 594mm)

本作は、外見ではなく内面を「自画像」として表現できないかと考え、制作した作品です。

いままでの人生の中で、なぜか消えずに残っている些細な記憶があります。もしかすると、それらは私以外の誰も覚えていないものかもしれない。こうした小さな記憶の断片の積み重ねこそが、私の人生であり、私という存在を形づくっているのではないかと考えました。

街ですれ違う見知らぬ人の中にも、きっと同じように数え切れない小さな記憶が存在し、それぞれが自分の世界の中心で“自分”として生きている。そう考えると、この世界には他者が知ることのできない「奥の奥」が無限に存在しているのだと感じました。

本作では、私の内面にある小さな記憶の断片を集め可視化することで、鑑賞者にとっては”他者”である私という存在の唯一性を示しています。そして同時に、鑑賞者それぞれの中にも唯一無二の記憶や存在があることを問いかけたいと考えています。

村井幸子

イラストレーションコース

CONTACT

美術短大でデザインを学んだのち、写真補正業務を経て、制作会社にてWebデザイナーとして実務に携わってきました。退職後、改めてイラストを基礎から学び直したいと考え、京都芸術大学通信教育部イラストレーションコースへ入学しました。

社会人を経てからの学び直しでしたが、年齢に関係なく新しいことを学ぶ楽しさと難しさを実感し、多くの気づきを得ることができました。

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