現代社会の脅威
イラストレーションコース 源長陸 (ゲンチョウリク)
CLIP STUDIO PAINT PRO
2893×4093px
350dpi
2025,12,25
人間社会の脅威とは、コロナウィルスの流行や気候変動による災害など、過去を含めると多く存在してきた。一方で、現代から未来ではAIの発展が脅威になると考える。
近年のSNSでは、生成AIを通じたイラストや動画などが多く普及している。加えて、その大半が精巧な作りであるため、オリジナルな作品の判別が困難な状況だ。私は、この現状に対して危機を感じている。理由として、AIは何かを生成する前に学習が必要になる。しかしながら、芸術の生成に関しては、既存の作品が求められる。これは、場合に応じて著作権法では問題はないが、倫理観や思考力に影響がある。本来芸術とは、独自の感性に最も重きを置いている。他方で、AIの制作過程では他者の作品に依存している。生成AIを介した作品は、利用者のアイディアはあるものの、発想だけではイラストは生まれない。よって、依存しているといえる。この状況では、作者の創造性から得られる共感や尊重といった考えは失われつつある。倫理観の損失や価値観が受け入れられない人が増加すれば社会にとって悪影響となる。故に、AIは社会の脅威と考えた。更に、モノを作ることで得られる達成感も失われる。続いて、自己肯定感やモチベーションをも発生しなくなり、人間関係やコミュニケーション力に支障が出てしまう。制作コストの削減などメリットが誕生するが、社会で生きる上でのデメリットも生まれる。この事態は必ず阻止するべきである。
今回の作品では、インターネットに接続できる媒体を持つ人がAIに侵略さている描写を行なった。この表現に至るまで、私は人々が容易に絵を作れるツールなど便利なモノを頭ごなしに使う姿は人がAIに操作されているように見えた。従って、普段の世界観に取り込んでいる。その為に、人物の表情や鎖の表現、AIロボットの配置にこだわることで私の考えを表現している。また、日本における個人のAI利用率は他国と比較して多い割合ではないため人物を一人に設定した。この作品を通じて、AIは将来にあらゆることをこなせるようになり、人間は衰退すると考える。よって、現代社会はAIに侵略してされている最中であり、不要な存在にさせられている状況の認知と芸術の重要性を若年層を中心に伝えたい。
出典
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd112210.html
総務省 第一部特集広がり行く「社会基盤」としてのデジタル(1)個人におけるAI利用の現状
https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab200601/001/002/001.htm
文部科学省 平成18年版文部科学白書 第一節1.文化芸術振興の意義
源長陸 ゲンチョウリク
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