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断捨離絵双六

モノを手放し、心を整える心理的プロセスを可視化する

イラストレーションコース 田中姿歩

Adobe Illustrator使用。全編、ペンツールによる手書きのベクター表現にこだわり、正確な構造と情緒的な描写を両立させたプロダクトデザン。 出力サイズ:A1ポスターサイズ 

断捨離は単なる片付けではなく、自分の価値観や執着と向き合う「心の整理」です。本作品は、その孤独で、過酷なプロセスを、楽しみながら可視化できる「すごろく」としてデザインしました。                    
                          【コンセプト】
「捨てられない」という葛藤や、「もったいない」という罪悪感。そんな断捨離特有の心理的プロセスを、序盤・中盤・終盤の3つのエリアで構成しています。
・序盤エリア(執着との遭遇): 「高かったんだよな…」という金銭的な執着や、「お久しぶり…」という忘却との対峙をユーモラスに描きました。
・中盤エリア(停滞と救済): 作業が止まってしまう時のために「保管ボックス」という一時避難のルールを設け、完璧主義による挫折を防ぐ現実的な解決策を提示しています。
・終盤エリア(解放と再生): モノを手放した先にある「花を飾るゆとり」や「自分と向き合う時間」をゴールに設定し、部屋だけでなく心も整う様子を表現しました。

生活感のある「分別」のリアル 自治体の複雑なゴミ分別という地味で面倒な作業に注目。この「分別の壁」こそが、断捨離のモチベーションを削ぐ大きな要因であることをリアルに表現しました。

「使い切れない」消耗品の罪悪感 使いかけの化粧品を捨てる際の「もったいない」「いつか使うかも」という葛藤を描写。消耗品特有の罪悪感が、片付けを停滞させる要因であることを示しました。

「高かったから…」金銭的な執着 高価なブランド品を前に「元値」が惜しくて手が止まるシーンを描写。機能に関係なく、過去の出費への執着が断捨離のブレーキになる心理を表現しました。

田中姿歩

イラストレーションコース

2024年に3年次編入で入学いたしました。仕事と学業の両立には苦労の連続でしたが、最短での卒業を目指して努力を重ねてきました。 実は入学前までデジタル作画の経験が全くなく、学校推奨のツールがどういったものかも分からない状態からのスタートでした。この2年間、未経験のアナログ派として一から必死に表現手法を模索し、今回の制作に繋げました。犬のイラストを描くのが得意です。

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