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教養系VTuberを通じた日本文化発信の試み

VTuber 「水鞠」の日本の文化配信チャンネル

イラストレーションコース 白石靖菜

◼️コンセプト・動機
「アニメで日本を知った人へ、“その奥にある日本”を届ける。」

私は海外の友人との交流を通して、私は日本文化の伝わり方に大きなギャップがあることを感じていました。
フランスの友人はアニメの聖地巡礼や声優イベントをきっかけに来日したが、相撲や歌舞伎といった伝統芸能は「名前だけは知っている」程度で、文化的背景までは届いてはいませんでした。
マレーシアの友人もアニメやゲームを深く愛していたが、浮世絵や日本の古典文学には触れたことがありませんでした。
アニメで歴史上の人物を知っていても、その元となる実在の文化や歴史を知らないという状況は珍しくないのです。

このギャップを埋めるため、私はアニメ文化と日本の伝統文化の“間”に立つVTuberという形を選びました。
金魚の精霊としてデザインした「かぐら みまり(水鞠)」は、親しみやすいビジュアルとかわいい語り口で、アニメや漫画から自然に日本文化へつながる“文化の橋渡し役”となる存在を目指しました。
アニメに親しむ海外層にも、国内の若い世代にも、「好き」から自然に文化へ踏み出せる導線を作ることが、本企画の目的です。

◼️ターゲット
日本のアニメ文化に触れている海外層(10〜30代)66名にアンケート調査を実施
・日本文化・観光に興味を持つ視聴者 日本人15名にアンケートを実施
・アニメをきっかけに日本文化を学びたい若年層
・VTuber表現・デジタルイラスト・Live2Dに関心のある層
海外ではアニメ・マンガの知名度は高い一方、伝統文化の理解は浅い傾向があり、VTuber形式で“親しみやすい導入”を提供することに価値があると考えました。

◼️概要
本制作では、日本文化を発信するVTuberキャラクター「かぐら みまり」のデザインと、配信に必要なビジュアル一式の制作を実施しました。
キャラクターデザインはLive2Dでの動作を想定し、パーツごとに分けられる構造で立ち絵イラストを制作。
また、配信時に使用する背景として「水鞠の部屋」をテーマにした室内スチルを制作。立ち絵を配置した際に世界観が伝わる画面構成を構築しました。
さらに、VTuberとしての活動を想定し、Live2Dモデルの簡易的な動作・口パク・表情変化などを用いたデモ映像を制作。
これらの工程を通じ、VTuberというデジタルキャラクターを一から構築し、ビジュアル表現・キャラクター性・配信企画が一体となった文化発信のプロトタイプを構築することを目的としました。

かぐらみまり(水鞠)立ち絵

配信背景完成

配信背景、配信用に色調補正をしたもの

Live2Dモーション・VTnber配信デモ動画

白石靖菜

イラストレーションコース

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