『蛹を破る羽化の瞬間』
〜自己受容の物語〜
イラストレーションコース 坂本南栞
映像作品(40秒) / 使用ソフト:Adobe Premiere Pro, Clip Studio Paint
【作品説明】 本作は、「内なる二面性の統合と、自己受容」をテーマにしたショートMV形式の映像作品です。 自己否定や閉塞感(=硬い蛹)を自らの力で破り、本来の自分(=極彩色の羽)で飛び立つ「羽化」の瞬間を描きました。
■ 表現手法:モーションイラストレーション フルアニメーションではなく、一枚のイラストレーションをパーツ分けし、Adobe Premiere Proを用いて動かす「モーションイラストレーション」の手法を採用しています。 花びらや光のエフェクトを「手前・中景・奥」のレイヤーに分けて動かすことで、2Dイラストでありながら奥行きのある空間表現(パララックス効果)を持たせ、画面から飛び出すような没入感を目指しました。
■ 色彩による心理描写 主人公の心情変化を視覚的に伝えるため、色彩設計にこだわりました。 物語の前半は「寒色系」のカラーグレーディングを施して内面への沈殿と静寂を、後半の羽化の瞬間からは「暖色系」の光を加えることで、解放された瞬間の体温と生きるエネルギーを表現しています。
■ 制作の意図 「悩みや葛藤(非受容)もまた、積極的な生き方の表れである」という心理学の視点に基づき、現在進行形で悩みを抱える人々への「静かな肯定(後押し)」となるよう制作しました。 楽曲『月と狼』(魔王魂)の展開に合わせ、ラストシーンではあえて言葉によるメッセージを入れず、黒画面で余韻を残すことで、鑑賞者自身がそれぞれの「カタルシス(解放)」を感じられる構成にしています。
本編映像(40秒)
坂本南栞
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