めくる、めく。
tanka to illustration
イラストレーションコース 寺田 めぐみ
日々の生活の中でふと感情の揺らぎを感じることがあります。思うようにいかない時、誰かのやさしさに触れた時、自然の美しさに圧倒された時、その瞬間の気持ちを心に留めておきたいと始めたのが短歌でした。言葉やレトリックによる表現で31音の中に奥行きが生まれ、何気ない日常が色鮮やかに描かれていく。短歌は自己表現であると同時に未来の自分にあてた手紙のようでもあると思っています。
卒業制作としてイラストレーション作品を社会へ発信すると考えた時、最も伝えたいメッセージは「表現することの面白さや表現物を味わう奥深さ」でした。短歌とイラストは描写するという点で言葉や視覚情報が相互に作用するなど創作の過程において共通する部分も多いことから、テーマを『短歌とイラストの相互表現』として自作の短歌をもとにイラストを制作しました。
本制作では短歌とイラスト双方の世界観を楽しむことができる展示方法としてデジタル媒体とアナログ媒体で異なる形式を用いています。短歌の余情や場面の展開をイラストでどのように表現するか検討を重ね、余白とモチーフのバランスを特に意識してデザインしました。また、歌の内容に合わせた絵柄や媒体毎の見せ方に工夫を凝らしました。三つ折りカード・チェンジングカードは開く(動かす)ことで短歌とイラストが展開する仕様になっています。アニメーションはSNS等で発信する際に目を引きやすく、また動く壁紙に設定することを想定して制作しました。本作品を通じて短歌とイラスト表現それぞれの味わいや奥行を楽しんでもらえたら幸いです。
三つ折りカード
チェンジングカード(上)
チェンジングカード(下)
三つ折りカード(名刺)
展開イメージ
チェンジングカード
寺田 めぐみ
イラストレーションコース
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