あい
日本画コース 米澤 有里子
130.3 × 162.0 cm
雲肌麻紙 / 天然岩絵具、墨、膠、金箔、金泥、白金箔、白金泥、真珠の粉、胡粉
仮額制作桧材 / 金箔、白金箔、膠、との粉
タイトル「あい」
母から子、子から母への愛、日本の自然、四季、伝統文化への愛、自身の名「 I 」やeyeで写生、作品を観てくださる方々のeyeです。
右側
自身の名から日本固有種のささゆりに魅了され、咲き誇る夏に息子を授かりました。自然のいとなみの中で命がはじまり継承される神聖さを、お母さんが日本の伝統文化の白の十二単装束を装い、ささゆりに祝福されている赤ちゃんを抱っこしている姿で表現しています。
入学後、自身の絵が奈良県大和国一之宮大神神社の三卯大祭の祈り絵馬にご縁を賜り、許可を得てご神花のささゆりを3年、三重県斎宮歴史博物館の許可を得て特別展示室内の源経頼の『左経記』から復元した「斎王白の十二単装束」を写生しました。
左側
ご神体の三輪山、朝日、月、春の桜を2年写生。麓のささゆりが咲く狭井川は大和川に合流し、自宅がある大阪の海へと流れ出ます。
扇の原点で扉が開くことや冬を示す檜扇に、大神神社ではじめて写生した夏の八重のささゆりと川、夕日に満月が重なる輝きや秋の稲で五穀豊穣、橘の実で子孫繁栄を描き、透明度が増す冬の雪降る海、雲、雨で水や時の流れ、四季のめぐりで自然のいとなみを表現しました。
一つ一つ写生し、天然岩絵具や画材の中から地球、自然、環境、人に優しい材料を選び、作品に合わせてはじめて額を製作し、檜の板に金箔、白金箔の砂子を蒔いて切り箔を押しています。
卒業制作への協力、取材先、掲載許可
奈良県 大和国一之宮大神神社、三重県 斎宮歴史博物館、三重県内神社、京都府 西陣織会館。
米澤 有里子
日本画コース
本学へ入学して日本画画材や技法を基礎から学びました。
日本の伝統文化の檜扇の彩色や日本固有種、美しい四季、風景、自然の豊かさや人物を自己の表現で描きお伝えしています。
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