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食卓について考える ちゃぶ台2.0

グラフィックデザインコース 前田 真奈美

size:297×210mm
page:64

コデックス装

ちゃぶ台とは、床座で使う脚が折り畳み可能な食卓である。使わない時は畳んで収納でき、同じ食卓を囲むことで自然と人々の距離が縮まり、会話が生まれる。その光景はメディアを通して一家団欒のイメージと結びつき、ちゃぶ台返しはその平和をひっくり返す象徴として描かれてきた。

椅子座の食卓が椅子の数によって人数を制限するのに対し、ちゃぶ台は少し詰めれば誰でも一緒に囲める懐の深さをもつ。本作品では、その精神性と機能性を引き継いだ「ちゃぶ台2.0」を考える。孤食が深刻化する現代において、本書が架空のちゃぶ台としてひとりの食卓に寄り添い、また時には誰かと食卓を囲むきっかけとなる存在となることを願う。食卓をどう使い、そこでどう過ごすか、食卓との関係性を想像する、その風景こそが「ちゃぶ台2.0」である。

ちゃぶ台の見た目に寄せることを意識した。

前田 真奈美

グラフィックデザインコース

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