お繰(く)る布
染織コース 秋田 恵 (あきた めぐみ)
素材:絹、木綿、麻、羊毛、金糸
染料:天然染料、ベンガラ染め
技法:平織、組織織、ボビンレース、レース編み
プレゼントを贈る「おくる」と、手繰り寄せる、ページを繰る「くる」を重ねています。
家族や友人など身近な人に向けて、その人のことを想いながら素材や色、織り方を選び、1枚の布として表現しました。それらを16枚制作し、一つの作品としています。
ハンカチサイズの布は、お守りのように持ち歩いたり、拭く、包む、敷く、飾るなど使い手の生活に寄り添いながら物語のある1枚になってほしいという想いを込めています。
素材感を特に重視し、糸選びからこだわりました。自身で繭からひいた絹糸や、種から育てて紡いだ綿糸も使用しています。
染料はすべて天然染料を用い、使い続けることで手触りだけでなく色の変化も楽しめる布にしたいと思いました。
また、作品の意図に合わせてボビンレースやかぎ針編みのレースなども取り入れています。
展示では、贈り物という意味を込めてプレゼントボックスを模した木枠の箱に納めて展示しました。
16人の大切な人を思い浮かべながら織りあげた作品です。
秋田 恵 あきた めぐみ
染織コース
肌触りの良い生地や素材が好きで、自分でもつくりたいと思い染織を始めました。化学的なものに頼らず、人にも環境にもやさしい素材で糸を染め、その糸で布を織り制作を続けています。
肌触りの良い素材感、天然染料(草木染め)による織色や経年変化、日常の中で使えることを大切にしています。
毎日が少し心地よくなり、生活にそっと彩りを添えるもの。
思わず手に取ってしまうようなものをつくりたい、そんな想いで制作をしています。
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