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自分解放バッグ

グラフィックデザインコース 負野 奈美 (なみ)

A5

現代社会ではやるべき事が無限にある。このような状況では、自分がありたい姿や、やりたいこと・好きなことがいつの間にかどんどん自分から離れていき、いずれ完全に忘れてしまうのではないか。どんなに忙しくても、自分が本来の自分らしくいることを意識し続けることが必要だと考えた。そこで「自分解放バッグ」を考案した。自分が自分らしくあるためのアイテムを入れた「自分解放バッグ」があれば、意識的に自分の役割から離れる機会を増やすことができる。今回の作品は20代女性をターゲットにした。理由は、20代女性は求められる役割が多すぎるように感じるからである。可愛くある(綺麗である)こと・キャリアを積むこと・結婚する(良き妻である)こと・出産する(良き母である)こと。幼少期から可愛い子が有利である社会を目の当たりにしながら学校生活を過ごし、就職活動を経てやっとの思いで就職したのに、キャリアを積まないうちにもう結婚・出産を期待されている。そして何より厄介なのが、女性の結婚・出産は年齢を重ねるほど難しくなるという事実である。婚活では若い女性が有利であることは、認めたくないが事実である。出産に関しては生物的な制限が伴ってしまう。自分解放バッグという概念を広めて、20代女性を求められる役割から解放させてあげたいと考えた。役割から逃れて、誰にも求められていないことに時間やお金を使うことを許すきっかけになってほしい。

負野 奈美 なみ

グラフィックデザインコース

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