影
(大学院)洋画分野 松本 靖子
130.3×162.0cm
テンペラ、油彩 キャンバス
現代美術の立体作品を制作発表している筆者は、立体的な平面作品が発表される昨今、立体作品と平面作品の境界線はどこのあるのか疑問を持った。立体作品では素材が重要な意味を持つが、平面の素材とはどういうものかという研究と、ドニが提唱した「平坦な表面」での絵画表現を会得しようと描写の研究をおこなった。
マルバルスカスという葉っぱの輪郭線を画面に構成したところから、葉っぱの輪郭を針金で絵画のように平面的な線で表現して、立体作品として展示した。その展示空間を平面のドローイングから作品制作へ繋げた。
立体で平面を表現しようとする試みは、その立体の展示空間を絵画化することに発展した。両作品の制作・展示をくり返す制作構想の実現は立体と平面の表現をつなぎ、針金を曲げる触覚的な要素を絵画の画面に誘導する研究となった。
松本 靖子
(大学院)洋画分野
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