整‐RhythmBox (トトノイリズムボックス)
ちょうどいい自分をデザインしよう
空間演出デザインコース 池永 祐子
箱手法:カルトナージュ
素材:カルトン・布・ケント紙・金具・タッセル 等
寸法:大BOX(1段) W300 D210 H90
小BOX W90 D90 H50
寿命を80年とすると、人生はわずか4000週間ほど。
例えば人生の折り返し地点にいるのなら、残された時間はあと2000週間ほどで、時間は有限です。でも私たちはつい、「誰かの期待」や「日々の用事」でその大切な「時間のうつわ」を埋めてしまい、自分や心身の健康を後回しにしてしまいます。
この作品の原点は、30代前半で夫が脳梗塞を発症した実体験にあります。
当時の私たちは健康への関心が薄く、丁寧にすごしているとは言えない生活でした。突然の病は「当たり前」を奪い不安な日々をもたらします。 当たり前だと思っていた状況を「奇跡的なもの」と捉え直したとき、自分や周りが健康であることとその存在に感謝し、心から深い「ありがとう」が湧きあがりました。
そして健康とは単に「長生きするための手段」だけではなく、人生をより豊かに過ごす「原動力」ということに気づかされました。
しかし健康習慣は、「代替可能な活動」や「余裕ある人がすること」として扱われていて、「必須の行動」として見られていないという現状があります。健康習慣を新しく始めることや続けることは、多くの人にとってハードルが高いと感じられ、独自のリサーチでは60%以上の方が「必要性はわかっているけれど動けない」という葛藤があるとわかりました。
そんな動きたくても動けない方々に「小さな種まき(行動)」を始めてみてほしいです。
コンセプト は 「健康美のマインドは土壌、行動は種、そして成果という名の実へ」
心身の健康美の確立を「一本の実のなる木」にたとえます。
どんなに良い種(行動)を蒔いても良い土壌(マインド)がなければ実(成果)は
結びません。また良い土壌があっても種を蒔かずに実は期待はできません。
健康であることは目標実現のための最大の「活力」です。
自分を後回しにせず本当にしたいことを全力で楽しみ、「理想の自分」という実を実らせる。そして実を結んだ木々が集まれば、やがて「優しさの森」が広がります。
つい自分を後回しにしてしまう現代だからこそ、まず自分を整えることを最優先に。
自分を優先したその先に、満たされた心から生まれる「優しさの循環」という副産物もあります。
これまでいつも「後回し」にしてきたあなた自身を、これからはライフスタイルの中心に。
「さあ ちょうどいい自分をデザインしよう」
続かない理由として、健康を当たり前と考えていること、継続への先入観等が考えられます。無理のない範囲で「普段と違う選択」を積み重ねること。その積み重ねが、ちょうどいい整えへつながると考えます。
健康の必要性はわかるが動けずにいる6割以上の方へ。この取り組みが自分を大切にするための「ささやかな行動のきっかけ」になることを目指します。
1年を約15日ごとに分けた「二十四節気」のリズムを活用。脳の維持機能を刺激しない「ちょうどいい」周期で、心身を季節の移ろいに同調させ、無理なく健やかな習慣を引き出すための羅針盤として使用します。
大BOXは各節気の小BOXを収納しています。インテリアとして置いていただき、忙しい日々で「今日は自分のための時間を過ごそう」と思い出すきっかけになってくれることが最大の目標です。
節気の初日に開ける「小BOX」。ギフトを開けるようなワクワク体験が行動のスイッチ(トリガー)となります。自分を後回しにしている日常から、自分を優先する時間を取り戻すための儀式のような役割です。
中には時期に沿った「二十四節気行動カード」が収められています。QRコードからガイドブックへアクセス。正確にこなすことより、まずは「動いてみる体験」を楽しむという、自分に関心を持つための仕掛けです。
カードの行動提案は、「ゆるめ(休息)」、「循環(運動・食事)」、「自分軸」の3種類。季節や体調に合わせ、ストイックすぎず怠けすぎない、自分に「ちょうどいい」を記載しています。
できない日があっても面倒と感じる日があっても大丈夫。そんな自分も「良し」とすることが変化への第一歩です。今日の自分を受け入れることが、あなただけのちょうどいい日常を形作っていきます。
私が目指したいのは、みなさんの人生が「より豊かで満たされたもの」になること。 小さな「できた」の積み重ねが、大きな変化へつながります。 まずは自分に甘すぎるくらいの小さな目標から始めてみてください。
2023 年に通信の空間演出デザインコースに入学。
ライフスタイルの整えや空間が、マインドや行動に与える影響を日々模索。
その傍ら趣味としてトレーニングに取り組み、数回のボディメイク大会出場入賞、最小体脂肪率14%、フィットネス雑誌読モ、ベンチプレス1RM 70kg を達成。
目標達成の過程の中で、ライフスタイルをコントロールする方法を知る。
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これまでのことで学べたのは、物事の「陰陽」の二面性で、明確なゴールを意図できれば、一見「嫌なこと(陰)」に見える出来事も、目標へ達成のための不可欠な要素(陽)だったと捉え方が変わったことでした。
今後もできる限り経験や知見を広げ、ライフスタイルの質の向上に取り組みたいと考えています。
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