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Bitter&Sweet

グラフィックデザインコース 金澤 朋香

エッセイ集(B5/左開き/ルーズリーフ製本/6章構成32ページ)表紙:マットポスト_220k、本文:マットコート_110k

[コンセプト]
 作品は、全6章によって構成するエッセイ集です。
 思春期の入り口で戸惑う小学生時代から、多感な中学・高校生時代を経て、思春期を抜けて大人になるまでを綴りました。エッセイ集のタイトル「bitter&sweet」は、心理学での「懐かしさはbitter sweet」という言葉が由来です。この言葉は、人間が感じる「懐かしさ」は、ネガティブな感情もポジティブな感情が両方ある時に実感するという意味で、心理学研究の文脈でよく使われる言葉だといいます。
 今作は、過去の自分の体験を大人になった私の視点で振り返り綴りました。 ビターなときも、スイートなときもあったけれど、最後はちょっと前向きになる6つのお話です。
 そしてもう一つのテーマとして、「物」に宿る、「人の感情に寄り添う力」を表現したく、当時使っていたノートを背景素材に使っています。エッセイの内容は私の個人的な体験を元に書いていますが、読者の方にも久しぶりに部屋の片付けで出てきたアルバムを開いた時みたいに、自身の記憶をよみがえらせてほしいです。

[制作にかけた思い]
当時言い表せなかった思春期の想いを形にしたいという思いから制作をスタートし、制作を進めながら社会的意義についての考えも深めていきました。
 きっかけは、電車に乗っていて、近くにいた女子高校生たちを見て「若いな〜」と思う年齢になり、ふと、自分の学生時代を振り返ったことでした。しきりに「前髪」を気にしていた同級生の姿や周囲と比べたり、少しでも違うと落ち着かなかった当時の私。振り返ると、なんであんなに固執していたのか少し呆れて可笑しく思えました。でも同時にそんな窮屈だった「女の子の思春期」を何か表現したいと思いました。
 私は以前女子大に在籍していた時期があります。そこで「フェミニズム」についての講義があったり、世の中に女性の尊厳や権利を訴え闘ってきた先輩方がいることを知る機会が自然と多くなりました。
 表現の仕方は違えど、私も「女性」が日々安全に暮らせる世の中であってほしいと思っています。そこで、心と身体の成長やコンプレックスについて、やわらかく触れながら、現
現代に生きる人に共感してもらえる内容を目指して書こうと決めました。

制作過程

ラフ画

作品画像

作品画像

金澤 朋香

グラフィックデザインコース

ビジュアル表現の幅を広げ、言葉以外で他者に情報を伝える術を身につけたいとグラッフィックデザインコースに入学した

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