
「海と暮らすまちの秋」 「八幡堀に春が来た」
各162.0 × 130.3cm
キャンバス/油彩
美術・工芸領域 - 洋画分野
野村 圭市
修了作品の制作にあたって、以前から描いてみたかった京都府伊根町の舟屋群を取材した。船が入る事が無くなった空洞の内部が暗い舟屋と、その前に係留されている大型船の対比を表現した。取材したのが晩秋という時期であったが、海に近いせいもあり紅葉は始まったばかりで、色付き始めた山々の深さと、日を浴びて輝いている舟屋群の対比を表現した。穏やかな湾内の情景を表現するため暗い波間と明るい波間を幾筋も作って描画とグレーズを重ねて完成させた。