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ランドスケープデザインコース 林貴由

KOBE アガルサガル

坂の街として知られる神戸の街の最上部にある「新神戸」。山陽新幹線の停車駅もある当地は神戸のまちの玄関口になっている。
 六甲山麓の新神戸からは海側への視界がよく効くビューポイントであるが、その魅力はほとんど知られておらず、新神戸を訪れた者は地下鉄への乗り換えのために、地下へとサガってしまう。本作品は、新神戸駅前と南側に隣接する生田川公園を再整備することによって人が集う駅前空間を創造し、坂をアガル人、サガル人が出会う場所にする提案である。

1.新神戸駅前の整備
現在の地下への動線に加えて、「外」への動線を新たに設定する。駅から南側に新たにデッキ空間を造り、シンボル空間や緑地を整備することで、外に出たくなるような駅前を整備する。築山や噴水池、展望スペースからは、この場所の資源ともいえる「山」「海」「街」への展望を得られるよう多様な視点場を設けた。
さらに、駐車場となっているスペースに駐輪場を新たに設けることによって、神戸のまちの新たな移動手段を設けた。
 人が長く過ごしたくなる空間を創造することで「車」ではなく「人」を中心とし駅前空間の整備を図る。

2.生田川公園の整備
 当地は生田川の河川敷に整備された公園である。六甲山系の水を使った水路がある親水公園として整備されている。しかしながら、公園施設が老朽化し、旧態依然としている。
 本計画では、水路に加えて、壁泉・滝・水浴びのできる池等、水の感触、匂い、音を身近に感じられる水景施設を充実させ、親水公園としての機能向上を図る。
また、園内の段差をなくしてスロープ園路とすることによって、誰もが使いやすい公園として再整備をする。

林貴由

ランドスケープデザインコース

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