イラストレーションコース 成瀬 麻依
■ タイトル
絵を描く
■ 説明
この作品は2分のアニメーションです。1人の少女の人生を表しており「見た人に絵を描くことは楽しいことだと伝える」ことがコンセプトです。
なぜ卒業制作でアニメーション制作を選んだかというと、アニメの需要が今非常に高まっていると感じたからです。これまでは文字や画像を使ったSNSで自己表現を行うのが主流でしたが、現代の若い世代は短い動画を使用します。3Dアバターの普及やAI技術の発展で、今後はアニメ表現が主流になると考えています。事実若い世代を狙う企業CMやアイドルのMVではアニメが使われることが増えており、今世の中に発信することで注目を集めることができるのはアニメだと考えました。
作品の冒頭では、少女が絵を描くことを純粋に楽しみ、絵を描きながら妄想や空想の世界で楽しく遊んでいます。成長するにつれ彼女は進路に悩み、就職活動の時期を迎えます。そして企業から不採用のメールをもらった時に過去の絵を見つけます。すると幼少期に自分が絵を描いていた時のワクワクドキドキした気持ちを思い出し、机に向かいまた絵を描きはじめるというストーリーです。
現代では、私達はSNSによって絵の上手な方々の作品を日常的に目にすることができます。それらの絵が毎日毎日入れ替わり立ち替わり評価されていく中で、自分の絵が評価されないことに悩んだことはありませんか。また、画像作成AIの登場によって一瞬でクオリティの高いイラストができるようになり、ますます「自分で絵を描くこと」に疑問を抱くようになってはいませんか。現代ではそのような、自分で絵を描くことに疲れた人が沢山いると考えました。
『絵を描く』は、そのような人達に共感してもらい、エールを送るために作りました。彼女はどういった企業を志望していたのか、結局絵の仕事をするのかなどはあえて曖昧にしています。ぜひ自分の人生と照らし合わせて感情移入しながら見てください。そして最終的に、「ああ自分も絵を描くことが純粋に楽しかったな」と思い出してもらいたいです。「絵を描くことは楽しいことだった、このまま描いていていいんだ」と勇気と元気を与える作品になっていたら嬉しいです。
成瀬 麻依
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