和の伝統文化コース 富澤 理恵
茶道稽古を長く中断したまま、藝術学舎で「芸術と知的財産権」を受講し、言葉にならない疑問が湧きあがったところが、この論文の始まりです。伝統的な文化の始まりは古く、茶道は家元制度で伝承されてきましたが、著作権法制定以前からのものは法の対象とならず、保護されないことに驚きました。
そこで湧き出た疑問を言葉にし、方向性をきめる作業が論文研究でした。さらに掘り下げ、調べ、整理、考察したものが、卒業論文となりました。
日本独自の伝統文化は、西欧列強の植民地にならず、明治期の急激な近代化と、世界大戦の敗戦を乗り越えてきました。
現在の日本は、生活様式のほとんどが西洋化し、伝統的な文化は、趣味や贅沢としての要素が強くなっています。また廃れてしまうものも、回帰しようとする動きもあります。
茶道には、伝統的で独自性を世界から高く評価されているものが、多く集約しています。流派が多く存在しますが、一椀の茶でもてなすことにかわりがありません。そこで、流派を問わず、形として残らない所作について、論じました。
伝統的無形文化の知的財産性-茶道所作に着目して-
東京都
富澤 理恵
和の伝統文化コース
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