- 2022年11月8日
- 日常風景
【学生インタビュー|vol.2】こども芸術学科の4年生に聞く、就活の話。したいことを言葉にしつづけ、少しずつ見えてきたデザイナーへの道。
京都芸術大学のキャリア実績を正直に公開したWEBサイトを公開しました!
それに合わせて、早期にキャリアを決めた学生にインタビュー🎉インタビュアーは、文芸表現学科3年生の出射さんです。
高校・大学時代は何を考え、どのように過ごしていたのか。本ブログを併せて読むことで、芸大進学への不安が少しでも和らぐことを期待します🤭
≫公開されたWEBサイトはこちらから
文芸表現学科・3年の出射優希です。今回はこども芸術学科からデザイン事務所へ進む4年生にお話をお聞きしました🎊
みなさんは「就活」と聞いてどんなことを想像しますか?
慣れないリクルートスーツ、緊張の面接……。そもそも就活ってなにするの?、と思う方もいるかもしれません。先輩の体験談を通して、ゆるりと就活について考えてみると、そんな不安や疑問が和らぐかも🌱
ぽかぽかのこたつに入って、お菓子でも食べながら、気軽に読んでいただければ嬉しいです!
こどもに伝わりやすいことは、大人にも伝わりやすい
今回はこども芸術学科・4年生の奥村葵さんに、就活の体験談をお話ししていただきました!
奥村さんはデザイナーとして、春からデザイン事務所で働くことが決まっています。
こどもたちと芸術の触れ合い方を考えながら、幼稚園教諭や保育士資格を取得できるこども芸術学科。
一見学科での学びとはまったく違う分野へ進んだようにも思えますが、奧村さんにとってこども芸術とデザインには共通点があるようです。
それって、デザインするときに人に伝わりやすくするっていうのと似てるなって。どっちも、やることは人に伝わりやすく、届けやすくすることなので。
説明会に行くといつも、企業の方に「こんな学科に行ってるんですけどデザイナーになれますか」って質問をしてたんです。
結構どの企業の方も、デザインを専門的に学んでいないからこそ先入観を持っていなくて視野が広くなるし、そういう人を求めている会社はいっぱいあるよって言ってくださって。
こどもたちに向けて、優しく・易しく、そして楽しく伝える力を4年間学んだからこそ出てくるデザインは、ポートフォリオ(自身の作品や活動をまとめた資料)のレイアウトや色合いからもにじみでていますよね。
わかりやすいことはもちろんですが、見ていて落ち着く、じっくり見てみたくなる、そんな魅力も感じます。
✅ 奥村さんのポートフォリオはこちらでもたくさん紹介しています(別サイトへ)
やらずに後悔するならやって後悔する
デザインやこども芸術に関しての考えをしっかり深めている奥村さんですが、本格的にイラストを描く楽しさに目覚め、デザイナー職につくことを意識しはじめたのは大学に入ってからのことでした。
好きなことで人に喜ばれたいっていう気持ちがあって、友達の誕生日に手作りアルバムを渡したりはしてたんですけど、デッサンとかはほとんどやったことがなくて。
自主的に、好きでイラストを描き、友人たちから少しずつ依頼をもらうように。
やってみたいことや自分に足りない部分を考えながら、「やらずに後悔するならやって後悔する」精神で、プロジェクトやインターンシップに取り組んでいたと言います。
やってみたいと言葉にすること
さらに、奥村さんはやってみたいことを声に出し、周りの人に言うことで、学科の学び以外にも活躍の場を広げていきました。
先ほどポートフォリオの写真でもご紹介した「就活手帳」のイラストも、先輩にやってみたいと相談したことがきっかけだったそうです。
それでもイラストの依頼をしてくださった方や友人から「葵なら絶対にデザイナーになれる」って言ってもらえたのがすごく励みでした。
自分のしたいことを言葉にするのは少しどきどきしますが、だからこそいい緊張感が生まれますよね。
そして大学全体に、それぞれのやりたいことを尊重してもらえる空気が流れているなと感じます。
私も大学で過ごしながら、挑戦してみたいことがあればひとまず言ってみるのって大事だなとしみじみ思うのです。
プロジェクトや展覧会など、いつも何かしらの公募があったり、大学を通じて出会った人たちが一緒にやろうと声をかけてくれたり。
とにかく目の前に来た機会をしっかり受け取って、作品や行動で大切に返していけば、少しずつ縁がつながっていくのも面白いところです。
そうした積み重ねが、いつの間にか就活にもつながっているのかも……?
奥村さんのお話を聞いているとそんなふうに思います。
「高校生のうちに自分の好きだと思ったことをいろいろ調べてみるといいと思います。それで私も高校生の頃に、当時こども芸術学科に通っていた憧れの先輩を見つけたので。」
そう語る奥村さん自身が、今では後輩にとっての憧れの存在に。
急に将来や就活を想像するのは難しいですが、まず目の前にある自分の好きや興味を見つめてみることが、就活の1歩目かもしれません。
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