- 2023年4月12日
- 日常風景
【学生インタビュー|vol.3】美術工芸学科、写真・映像コースの4年生に聞く、就活の話。就活を経て気づく、作品の出発点。
京都芸術大学のキャリア実績を正直に公開したWEBサイトを公開しました!
それに合わせて、早期にキャリアを決めた学生にインタビュー🎉インタビュアーは、文芸表現学科の出射さんです。
高校・大学時代は何を考え、どのように過ごしていたのか。本ブログを併せて読むことで、芸大進学への不安が少しでも和らぐことを期待します🤭
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文芸表現学科の出射優希です。
お話をお聞きした1月、4年生たちは卒業制作準備の佳境に入り、みなさんさまざまな気持ちを抱えながら準備をすすめられていました。そんななか、今回お話をお聞きした4年生は、どのように学校生活を過ごし、就活を進め、卒業制作に挑んだのでしょうか……?
部活漬けの高校時代を経て、先生の言葉から見つけた制作スタイル
今回は美術工芸学科、写真・映像コースをこの春卒業された笈田風花さんに、就活の体験談をお話ししていただきました!
高校時代は吹奏楽部で部活漬けの毎日を過ごし、作品をつくるという過程を身につけていくところからのスタートだったようです。
笈田さんは先生からの助言が制作の転機になったようですが、どの学科の学生と話をしていても、それぞれが先生との印象深いやりとりを持っています。
現役で作家として活躍する先生方との対話は、学生にとって「正解」ではなく考えるためのひとつの矢印です。
矢印を得てどうするかは私たち学生次第、という無言の信頼があるからこそ、のびのびと迷ったり失敗したりできるのかもしれません。
コース内の取り組みに集中しながら過ごした4年間
また、前回までお話をお聞きした濱岡さん、奥村さんは、大学全体でおこなうプロジェクトで積極的に活動されている姿も印象的でした。
対して笈田さんは学科の学びに一点集中。
なかでも、展示授業のリーダーや、コース代表として文化祭などで活躍する代議員などを務めた学生生活でした。
加えて大学は4年では物足りないくらい、コースごとに専門性が高く充実した環境です。
自分の興味や性格なども合わせて考えながら、あるときは冒険したり、あるときはひとつのことに集中してみたり。
選択しながら過ごすこと自体が、大事な時間だなぁと思います。
就活を通して振り返る、自分のこと、作品のこと
ここまでお話をお聞きするなかでも、自己分析をたくさんされていたことが伝わってきます。
「自己分析」と言われると就活用語という感じがしてそわそわしますが、笈田さんはどのように自分を振り返っていったのでしょうか?
想像以上におもしろいことが好きだというのも、就活をはじめてから面接を受けるなかで気づきました。あとはやっぱり、人に話さないと自分のことはわからないというか……。面接のなかで作品について聞かれて答えるうちに、作品にちいさい頃の記憶が引っかかっていることが多いなって気がついたんです。振り返ってみたら出発点になっていたのってそこだったなと思って、それは卒業制作にも反映されてるかもしれないです。”
ポートフォリオでも就活でも、大学生活のなかで何をやってきたかを振り返ることで、「やって終わり」にしないのは大事なのだと思います。
自分を振り返ることに関連して言えば、作品をつくっていると、つくっている時間よりも振り返る時間の方が多かったりして。
作品をつくるのが自分である以上、作品を制作し向き合う時間は、自分自身に向き合う時間でもあります。
けれどそれこそが、ものをつくるために重要な過程なのかもしれません。
ここまで濱岡さん、奥村さん、今回の笈田さんと、3人の方のお話を通して、何かをしてみたいと思い立った自分を大切にすることって、進路を決めていくうえで重要なのだろうなぁと感じます。
いつも最後に決められるのは自分だけ。
周囲の人に悩みを話したり助けてもらったりしながら、自分の声にも耳を傾けることが大事なのかもしれません。
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