- 2022年9月30日
- 日常風景
【学生インタビュー|vol.1】社会との接点をものづくりから。 きっかけを与える仕事を目指した、 イラストレーションコースの4年生にインタビュー!
京都芸術大学の高い進路決定率の秘密やキャリア実績を正直に公開したWEBサイトをこのたび公開!
それに合わせて、早期にキャリアを決めた学生にインタビューをおこなうことになりました🎉インタビュアーは、文芸表現学科3年生の出射さんです。
高校・大学時代は何を考え、どのように過ごしていたのか。本ブログを併せて読むことで、芸大進学への不安が少しでも和らぐことを期待します🤭
≫公開されたWEBサイトはこちらから
文芸表現学科・3年の出射優希です。3年生になるとふと頭をよぎるのが就職活動のこと。ちょっぴり不安な気持ちもありつつ、インターシップでの新鮮な発見を楽しんでいる今日この頃です。すでに「就活」を終えた先輩たちはどんな経験したのか、今回は情報デザイン学科の4年生にお話をお聞きしました!
大学生活と地続きに展開していく就活体験
今回、就職活動の体験談をお聞きしたのは、情報デザイン学科イラストレーションコースの4年生、濱岡峻里(はまおか・しゅんり)さんです。
濱岡さんは、ファッションECサイトのコーポレートデザイナーとして内定を得ています。
「柄をつくる。」というタイトルのポートフォリオを提出したことが、選考を進むきっかけのひとつになったようです。
就活を3年生の冬から本格的にはじめたそうですが、大学で学んできたことも好きでやってきたことも、すべてがひとつに繋がっていたようです……。
4年間が自然とにじみ出る、大学での学びと地続きの、新たな経験として。
そんな就活体験をお話しして頂きました!
「何もなかった」高校時代を経て……
濱岡さんは「面白いことが好きなので、だいたい面白いことをしてましたかね。大学4年間をどう楽しめるかなって」と振り返ります。
ポートフォリオからも伺えるように、学内のプロジェクトに自主企画での展示や販売、尊敬する人のもとでのインターンシップなど、4年間とてもアクティブに行動されてきた方です。
ですが、濱岡さんは高校時代の自分は「何もなかった」と言います。
無事に入学はできたんですけど、もう、自分より絵が上手い人間ばっかりで、入ってみて絶望でした。
それでデザインが面白いなぁと思い始めました。”
その先生の勧めをきっかけにして、好きだった絵を最大限活かしてデザインの勉強ができるイラストレーションコースを選んだそうです。
はじめは自分に自信がなかったからこそ、ポートフォリオタイトルのように、大学でさまざまな経験から自分だけの「柄をつくる。」4年間へとつながったんですね。
先輩との会話から感じていた「社会との接点」をつくる必要性
そうして大学に入学しましたが、濱岡さんが2年生になると世はコロナ禍へ突入。
なかなか自主的に学外で活動しづらい時期が続くなか、濱岡さんはこんな想いでプロジェクトや制作を行なっていたそうです。
それはまずいなと思いまして。
なので普段から、どんなふうに社会との接点をつないでいこうかは意識していました。”
そんな意識が特に現れたのが、3年生の終わりに同時代ギャラリーにて実現した企画展示「V I C2022」。
濱岡さんは、企画・展示の構成を行っていました。
自分一人で「社会との接点」を考えるのではなく、周囲の人も巻き込んでひとつのイベントにするからこそ楽しんで考えることができそうですよね。
嬉しいじゃないですか。人が喜んでたりとか、自分の方向性を見つけてくれたりとか。
それができる人間はきっと少ないし、だったら自分がやればいいやと思っていました。”
「人にきっかけを与えることが好きで、コーポレートデザイナーという方向性へ進んだ」のだとか。
「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」なんて言葉がありますが、ガクチカのために物語をつくるのではなく、やってきたことが自分の血肉になり、自分の言葉で話せるエピソードになっている。
それって、なんでも画面越しに見たり聞いたりできる時代に、当たり前ではないなぁと思うのです。
先生や友人が力をくれる存在に
他者との関係性を大切にした制作をして過ごしてきた濱岡さん。CDC(キャリアデザインセンター)を活用しての面接練習や、なんでも話すことができる先生との会話など、周りの人の助けも借りながら就活をしていったようです。
選考のなかでプレゼンがあったときも、「全力で応援するよ」と言ってもらって、先生に相談しながら準備をしました。
距離が近い存在だったからこそ、就職活動でも一番相談しやすかったですね。”
周りの人に助けてもらえること、協力してもらえることも、その人の重要な魅力だな、と感じます。
今回、濱岡さんの口から何度も出た「社会との接点」という言葉。
社会という言葉に含まれる意味は、きっと一人ひとり、シーンによっても違います。
だからこそ、自分自身の居場所を、自分の思う社会のなかに捉えなおせたら、就職活動を超えて、生きていける力になるのではないでしょうか。
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