アートプロデュースコース

福武財団 国吉康雄プロジェクトへインターンに行ってきました!

3回生の山岸優さんがインターンに行ってきました。

以前レポートを紹介した、中尾めぐみさんと一緒に参加しました。

山岸さんのレポートを掲載します。

 

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アートプロデュース学科3回生 山岸優

実習先:福武財団 国吉康雄プロジェクト(香川県)

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私は、3回生の中尾めぐみと共に福武財団 国吉康雄プロジェクトのスタッフとしてインターンに行きました。このプロジェクトでは、岡山出身の画家である国吉康雄の作品研究や、市民により彼のことを知ってもらえるようなイベントを盛んに行っています。そこで、私たちはそのイベントの一つである「国吉祭2014」のワークショップでACOP(対話型鑑賞)を企画することになりました。

 

ワークショップの内容を考えるにあたり、最初の6日間は直島にあるベネッセハウスと地中美術館で研修をさせていただくことになりました。

まずベネッセハウスでは、パークラウンジとミュージアムライブラリーにある書棚の蔵書リストを作成しました。そこは、置いてある本が洋書ばかりで、自分の英語の出来なさを実感させられました。基本的な英単語だけでも、日頃から勉強していくべきだと感じました。

地中美術館では、ブースと呼ばれる美術館の入り口でチケットの確認を担当させていただきました。1日目は1400人ものお客さんが来られたのですが、絶えずチケットを確認することで精一杯になり、あまり周りに目を向けることができませんでした。2日目からは、前日にできなかったことを克服できるように、どうすれば良いかを考えながら行動できたと思います。私は英語が苦手だったので、あらかじめ聞かれる質問を予想して、その返事をメモ帳に書いたりしていました。また、直島に関して答えられなかった質問は、次は絶対に答えられるようにスタッフの方に教えていただくようになりました。そのおかげもあってか、最終日には周りをみて、お客さんに積極的に話しかけられるようになりました。美術館前でうろうろしている方がいたので声をかけてみたところ、「美術館に行くつもりではなかったけど、行ってみようかな」と言って来てくださったこともありました。たった一言でしたが、それで興味を持ってくださったことがとても嬉しかったです。

 

本番のワークショップは、展示室で人を集めて、随時、ACOPを行いました。最初、中尾がナビゲイションする際に、緊張して発言できなかった小学生の子たちが、段々作品に興味を持って前のめりになっていく姿が印象的でした。ナビゲイターとしての技術が足りない部分も多かったですが、お客さんたちの空気が徐々に変わっていったのは良かったと思います。お客さんの緊張が解れて、私の問いかけや他のお客さんの意見を聞いて笑ったり、反論したりしていく様子を見て、私も安心してナビゲイションをすることができました。ACOPが終わって、お客さんの一人に「絵の見方が変わって面白かった」と言われた時は、やって良かったと思いました。

 

今回のインターンシップ全体で共通して感じたことは、常に先に起こることを予測して、それに対してどのように動いていくか考えるべきだということです。どの業務に関しても、受け身だったことが仇となって失敗することが多かったと思います。今回のインターンで得たことを忘れず、今後に活かしていきたいです。最後に、国吉プロジェクト・直島の皆様、インターンを紹介してくださった山下先生、ありがとうございました。

 

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山岸さんはこのインターンで、中尾さんとともに対話型鑑賞(ACOP)のワークショップを企画し、ナビゲイターも勤めました。

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